episode*41 ページ49
．
「私が、何者がかって？」
ヒナノ先輩はクスクスと笑った。
「正体を隠す貴方に言われたくないかな。
�爛譽ぅ鵝Ε�ラウディア様�瓠�
『…レイン、クラウディア…？』
レイン先輩の名前は
レイン・セントローレンスのはずだ。
クラウディア…って、一体何？
文脈からして、レイン・クラウディアがレイン先輩の本名ということだろうか。
なぜ彼は偽名を使っているのだろう？
ヒナノ先輩の言葉を聞いて、レイン先輩は目を見開いていた。ティザ先輩も、同様に。
「その様子じゃー、
魔姫様には言っていなかったようね」
「…」
『レイン先輩…？』
黙り込むレイン先輩と、
ニヤリと嗤うヒナノ先輩。
「どうせ魔姫サマは殺すから、教えてあげる」
冷酷な微笑みと共に
ヒナノ先輩は衝撃の事実を伝える。
「レイン・クラウディアは
�爛�ラ王国の第一王子サマ�瓠�
『！』
「なぜそれを…」
レイン先輩がヒナノ先輩を睨む。
ヒナノ先輩はただニヤリと笑った。
レイン先輩が王子…だと？
…いや待て今はそれどころじゃない。
レイン先輩のことは後で本人に聞こう。
今は、ヒナノ先輩をどうにかしないと。
とりあえず私は、レイン先輩を援護するために立ち上がろうと思う。
「まだ動くな」
ティザ先輩の言葉にピタリと止まる。
…そうだ。今、ティザ先輩にキズを治療してもらっているんだった。
血を流しすぎたせいで
思考が狂っているようだ。
ここはレイン先輩に任せるしか、ない。
「貴女一人で僕らを殺そうだなんて、
随分と舐められたものだ」
レイン先輩はその言葉と同時に
手に力を込めて魔法を展開した。
「稲妻(ライトニング)」
ガンッ！！！！！！
突如、バチバチと光る水色の雷が、
一瞬にしてヒナノ先輩の真上から落ちた。
__中級魔法、稲妻(ライトニング)だ。
さすがレイン先輩と言うべきか、
凄い威力と速度のライトニングだった。
だがヒナノ先輩は、これを前に走り出すことで避けた。そしてそのままレイン先輩に接近する。
速い。
速すぎる。
彼女は一瞬でレイン先輩の目と鼻の先まで迫ってしまった。
「どこにその強さを隠していたん、だか！」
「喋る余裕なんて無いでしょうに」
レイン先輩が喋っている途中に、
接近したヒナノ先輩がレイン先輩にナイフで攻撃を仕掛けた。
レイン先輩は体を捻りそれを避けた。
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むっふぃ〜(プロフ) - ユーホニア大森林が来た時点で私は確信してしまった．．．この作者なら仲良くできｒ(((とても面白いです！これからも更新頑張ってください！！ (2018年9月9日 16時) (
レス) id: 3afe744d97 (このIDを非表示/違反報告)
漆黒の羽(プロフ) - 初音さん» 本当ですね(;ﾟДﾟ) ご報告感謝です (2017年9月2日 20時) (レス) id: ab31b519ce (このIDを非表示/違反報告)
初音 - 28の、「76時間耐久激痛」のとこ、丸3日間なら「72時間耐久激痛」ですよ！ (2017年8月14日 23時) (レス) id: c5530373f4 (このIDを非表示/違反報告)
漆黒の羽(プロフ) - のんいろ。(レオンさん» コメントありがとうございます。お察しの通りです（笑）ぼちぼちですが更新頑張ります(*'ω'*) (2017年3月1日 19時) (レス) id: 19bb651143 (このIDを非表示/違反報告)
のんいろ。(レオン(プロフ) - クラ…サクッス…ユーホニア…あっ(ストーリーが私の好みすぎて続きが気になってしかたないです…！更新頑張ってください！！ (2017年2月20日 17時) (レス) id: 98639aa88e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：漆黒の羽 | 作成日時：2015年12月18日 18時
