episode*17 ページ21
「魔姫様ですね？」
『どうして、それを…』
「ふふ、お忘れですか？姫」
シュリはにこにこしている。
…ん？そう言えば、この赤髪…
「姫は覚えてないかもしれませんけど、わたし、5才のときのパーティーで、姫とお会いしたことがあるんですよ」
『………もしかして、誕生日パーティーのときの？』
「そーです！そーです！ああ、忘れられてなくてよかったぁ」
思い出した。
__8年前。お父様とお母様が、私の5才のお誕生日パーティーを開いてくれたときのこと。
招待客は大人ばかりだったけど、1人だけ、同い年の、赤髪のロリ美少女がいた。
その子とばかり話して、すごく仲良くなったのを覚えている。
名前は、たしかシュリだった気がする。8年前のことだから、すっごくおぼろげだけど。
「魔姫様、」
『なに？』
「わたしは生まれた時から、あなたに仕えることが決定していました。わたしはあなたのために、自分なりに、今まで努力してきました…だから、この戦いで、」
シュリは懐から短剣をサッと取り出した。
「わたしの今の力、お見せします！」
途端、シュリの空気が変わるのを感じた。
次の瞬間、シュリは、私を刺そうと短剣を振り下ろす。
私はとっさに、水系初級魔法�爛�ラウド�瓩鯣�動させた。クラウドは、雲。クッションみたいに攻撃を防ぐ。
『っ…セーフ』
「さすがですね、でも！」
シュリはものすごい速さで私の背後に回った。
まずい。
そう思った瞬間には手遅れだった。
シュリに躊躇は無かった。
激痛がして、ガハッと血を吐く。
背中から、刺されたのだ。シュリに、短剣を。
『？！ぅっ…』
「ごめんなさい姫。…でもこれで、胸を張ってあなたをお守りできます…！」
激痛のなか私は、
刺されたことへの憎しみとかは湧いて来ず、
ただただ、
こんなに速く動けるなんて、相当努力したんだな、と感心した。
「降参、しますか？」
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むっふぃ〜(プロフ) - ユーホニア大森林が来た時点で私は確信してしまった．．．この作者なら仲良くできｒ(((とても面白いです！これからも更新頑張ってください！！ (2018年9月9日 16時) (
レス) id: 3afe744d97 (このIDを非表示/違反報告)
漆黒の羽(プロフ) - 初音さん» 本当ですね(;ﾟДﾟ) ご報告感謝です (2017年9月2日 20時) (レス) id: ab31b519ce (このIDを非表示/違反報告)
初音 - 28の、「76時間耐久激痛」のとこ、丸3日間なら「72時間耐久激痛」ですよ！ (2017年8月14日 23時) (レス) id: c5530373f4 (このIDを非表示/違反報告)
漆黒の羽(プロフ) - のんいろ。(レオンさん» コメントありがとうございます。お察しの通りです（笑）ぼちぼちですが更新頑張ります(*'ω'*) (2017年3月1日 19時) (レス) id: 19bb651143 (このIDを非表示/違反報告)
のんいろ。(レオン(プロフ) - クラ…サクッス…ユーホニア…あっ(ストーリーが私の好みすぎて続きが気になってしかたないです…！更新頑張ってください！！ (2017年2月20日 17時) (レス) id: 98639aa88e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：漆黒の羽 | 作成日時：2015年12月18日 18時
