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静まり返った城内、忙しなく反乱の兆しが灯っているのを知らずに、多くのものが眠りに入っている
先程から連絡を取りあっていた無線機を懐にしまい、目の前のドアに対峙する。
ここまで多くの護衛をすり抜けてきた
一重にピーターの情報力のお陰か、
未だ城内は沈黙に包まれている
俺は少し遠くに控えているガヴェンと目配せをしつつ、既にこちらの気配を察知したのか、起床している奴のもとを訪ねた
『………姉上、夜分遅くに済まないが、、1つ話がある、入室を許可してくれまいか』
しばらくの沈黙
だが、そう待たずとも返答が帰ってきた
「良い、入室を許そう」
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中を見ればそこには今まで眠りについていたと思わしき姿で、女王レグラヴァリマが茶を用意し寛いでいた
「さぁ、遠慮せずとも座りたまえ、我が弟よ
話があるのじゃろう？…………そこの、こそこそと隠れている従者もじゃ」
やはり、これくらいはバレるものか
既にその反応を予測していたガヴェンも大人しく姿を現し、部屋に足を踏み入れる
「ほほぅ、これは実に吃驚なり。
見覚えのある気配じゃから、何処の童やと思えば、何時ぞやの従順な仔犬ではないか」
その言葉に、ガヴェンの目付きが鋭くなる
「まぁまぁそう憤るでない、さぁ、こちらに掛けよ
数年ぶりかの茶会でもたしなもう」
まるでこちらを嘲笑するかのような口調で目の前の椅子を指す
『じゃあ、失礼するとしようか』
俺が椅子に腰を下ろしたのを確認し、
優雅に茶を嗜んでいたレグラヴァリマは、まるで世間話をするかのような雰囲気で俺に話しかけてくる
「して、、貴様は誰じゃ？」
俺の正体を、一瞬で見破りやがったか、、、こいつ
今の俺の姿は大公そのもの
比喩では無い
実際に食らってコピーしたものだからだ
それ故に、例え匂いであろうと、俺が大公でないことに気づくのはほぼありえないことであった
それほどまでに、目の前のこいつは勘が鋭い
『実の弟に向かってその言い草は、些か失礼ではありませんか？女王陛下』
「狸じゃのう、、じゃがしかし、お主から彼奴の匂いがするのも事実。
ふむ、ここは1つ確認してみるのが筋というものか」
すると女王は一瞬で視界から消え去り、その刃を振るった
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ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
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嬢症鬼龍(プロフ) - 白夜ナイさん» ありがとうございます！！楽しんで頂けて何よりです！！ (2022年8月4日 12時) (
レス) id: 87b62ec1cf (このIDを非表示/違反報告)
嬢症鬼龍(プロフ) - つなさん» 凡人の者です笑ありがとうございます！！ここでの温かいお言葉がいつも身にしみてます。泣 頑張りますね！！ (2022年8月4日 12時) (レス) id: 87b62ec1cf (このIDを非表示/違反報告)
白夜ナイ - 更新待ってます‼️とっても楽しいです。 (2022年8月3日 17時) (レス) id: 2eef5eaf3b (このIDを非表示/違反報告)
つな - 嬢症鬼龍さん» 天才の方ですか…？初めて読んだのだいぶ前なのに定期的に戻ってきて読んでます笑 めっちゃ好きです！勉強大変だと思いますが、お体に気をつけて頑張ってください！！ (2022年7月26日 23時) (レス) id: 2f8ab906b9 (このIDを非表示/違反報告)
嬢症鬼龍(プロフ) - いちご猫さん» やっと更新しました！！笑 いつも嬉しいコメントありがとうございます！！めっちゃ元気貰ってます泣 夏休みもきっと受験勉強で大忙しですけど、暇を見つけてちょっとずつ進めていきますね！ (2022年7月19日 21時) (レス) id: 87b62ec1cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：嬢症鬼龍 | 作成日時：2021年7月14日 1時
