検索窓
今日:5 hit、昨日:5 hit、合計:10,994 hit

第49話 共闘 ページ50

クローネ「だって、あなた達二人が波風立ててくれたから、標的を特定できたんですもの。」

ドン・ギルダ「!!」

クローネ「じゃあまたね♡」

シスターは、ハウスに戻って行く。

ドン・ギルダ「…」

A「二人とも、気にしなくていいよ!」

私は、ドンとギルダに笑いかけた。

ノーマン「Aの言う通りだよ。これで良かった。
これで下見の時に、シスターの目をそらす必要もなくなった。あとはレイが上手くママを抑えてくれる。下見に集中できるよ。」

エマ「「イイ暮らし」だって…
自分だってそう(・・)だったのに…
子供をすすんで見殺しにし続けることが、「一番イイ暮らし」だって、「人間の暮らし」だって…
あの人、子供達(わたしたち)の命なんて、本当に何とも思ってない!!」

A「エマ…」

ノーマン「僕らを出荷する気に変わりはない。
「証拠」、「権限」、「信用」がないから、出荷できない(・・・・)でいるだけだ。
言いかえれば、どれか一つでも手に入れたら…」

A「手の平を返して、出荷してくる…」

ノーマン「ああ。でも、この状況は僕らにとって好都合。
「権限」や「信用」なんて、そう容易く手に入るものじゃない。
「証拠」を掴ませない限り、(シスター)は僕らを逃がすしかない(・・・・・・・)
しばし形だけでも、“共闘”と行こうじゃないか。」

夕食後_

ギルダ「本当に行くの?
相手、あのシスターだよ?「何でも教えてくれる」って、聞こえはいいけど…」

ノーマン「大丈夫。敵の目的はわかっている。」

エマ「「信用させて“証拠”を掴みたい」。」

ノーマン「そう。だから僕らは信用しないし、“証拠”も掴ませない。
その上で、ほしい情報だけ()ってくる。」

A「気をつけてね。お兄ちゃん、エマ。」

ノーマン「ああ。」

この小説の続きへ→←第48話 交渉成立



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (4 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
8人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:苺の花 | 作成日時:2019年6月6日 2時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。