終わらない物語 (ページ10)

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捌ページ10

「あ！Aさん！こっちです！」
「おーい。風夜君！」
「チッ…何だよ、こいつら仲良くなりやがって…」
「あら、嫉妬？葵ちゃんはそう思いますねぇ」
「うるさい」

「はぁ…はぁ…ダメ、もう、疲れた…」
「え～ぇえ…体力ないんですねぇ」
「私も、無理…」
「だらしないわね。あんたたち」
「お前はもうちょい女らしくしろ」

失礼な。私だってちゃんと女子してるわ
ただちょっと他の女の子より体力があるだけ(と思いたい)
「女子っぽいとこないのか」
赫にそんなことを言われた
かなり刺さったぞ今のは
「私の女子っぽいとこ…女子っぽいとこ…」
あれ？あるはず…
ミツカラナイ
「あ、あるもん！あるもんね！」
「何やってんの？A」
赫が変人を見るような目で見てくる
「やめてよその目…」
「ナンノコト？」
こいつ…(ꐦ ´͈ ᗨ `͈ )

「ここです。つきました」
そうこうしてるうちに着いたらしく、村の中に入る
「わぁ…！」
凄い！綺麗な人たちがいっぱい！

「あ、あの、もしかして、Aさんですか？」
感動していると、私くらいの男の子に話しかけられる
白い髪に黄緑の目
「え？そうだけど…？」
「やっぱりそうですか！本家は違うなぁ…綺麗な汚れのない目の色！」
あ、ちょっと危ない子だ←

みんなを見ると、赫には黒髪の目の黄色い女の子。葵には白い髪の橙色の目をした男の子。緑葉には白い髪の水色の目の男の子。黄耆には黒髪の目の青い女の子

「俺、草姿って言います！能力は「草」です！Aさんを担当させていただきます！」
うん、元気。超元気
「あたし、赫君担当の真希です♡能力は「光」♡よろしくです♡」
あざとい。30点(100点中)
赫はそんな女興味ない(はず)
「僕、葵様の担当をさせていただく利吉です。能力は「音」です」
葵の好きなタイプだ…
「私は佳奈。能力は「念力」。黄耆さんの担当」
わぉ。葵並みに静かそう…
「俺、響！緑葉さんの担当で、能力は「闇」！」
筋肉質だな…
ゴリラとまではいかないけど

「「「「「こっちこそ、よろしく/ね/な/！！」」」」」

すると、風夜君が村長のところまで連れて行ってくれるみたいだ
ありがたい
「連れてきました

お爺様」
え？お爺様？
「あぁ、風夜か…」
え、呼び捨て？

「お客様です」
そう言って通される
なんか緊張してきた
外より明らかに暗い建物の中
変な緊張が走った

先に口を開いたのは村長さんだ

「これは、翔香によく似ている」

翔香…？お母さん…

何で知ってるの？