男主が好きなんです。 (ページ15)

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『沖田隊長…そろそろゲーム終わりにしませんかー？僕疲れてきましたー…』

「かーちゃん！俺まだ3時間しかやってねーよ！」

『誰がかーちゃんだ！！…じゃなくて！』

そんな茶番は置いといて、僕は隣に座る沖田隊長の足に手を伸ばす。
急に触られて驚いたのか、軽く肩を揺らす。
そしてすぐに手を払われた。

「なんでい、俺にそんな趣味はねーよ。」

と軽く受け流された。だが、こんなところで負ける訳にはいかない。
僕のウハウハな人生の為にコイツを抱くんだ。

『沖田隊長…こんな男まみれのところにいて色々と溜まってませんか？…どうです？僕と1発。ヨくさせる自信ありますよ』

いつも女の子を引っ掛ける時のように誘う。

「………」

沖田隊長は無言だ。少し俯いているので、顔は影がかかりよく見えない。

正味ここまで来たら引くに引けないよなー…もういいか。
と思い力技に出ることにする。

『ねぇ？いいでしょ…？』

と沖田隊長を押し倒す。沖田隊長の上に僕が乗る状態になり、やっと顔が見えた。
が、何を考えているのか分からない。

なんだコイツ…？

「………」

なんも喋んないし…と思い少し困惑していると、やっと沖田隊長が口を開く。

「……そうだな…俺も溜まるモンは溜まる。発散させてもらおうかねい」

よっしゃ！ノってきた！！と思ったのも束の間、僕の視点はグルンと回り、次の瞬間には僕の上に沖田隊長が乗っていた。

『………は…？』

なんで僕が沖田隊長に押し倒されてる…？

今の状況に頭が追いつかず混乱していると、ニヤっとあやしく笑った沖田隊長が喋り出す。

「"女を抱くため"なんて不純な動機で真選組に入って、俺を出汁にして良い地位を得ようとし、挙句の果てに俺を抱いてめちゃくちゃにしようとした悪い部下には、お仕置してやらねーとな」

そう言い放つ沖田隊長の顔は悪魔なんて生ぬるいもんじゃなかった。

『ぇ…全部…バレて……』

全部バレてたのかよ…！？てかお仕置って…！？

『な、何するつもりですか…』

「そりゃあ、Aが俺にしようとした事をそのままAに仕返しするだけでい。」

僕が沖田隊長にしようとした事って…。
焦りで少し涙目になった僕のズボンに沖田隊長は手をかける。

『や…やだ…！沖田隊長…！やめ…っ！！』

その日、沖田の部屋にはAの淫らな声が響いたとか、ないとか…。

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快楽堕ちさせられたのは夢主くんだったねっていう適当なオチ