男主が好きなんです。 (ページ14)

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真選組に入隊してから1年ほどたった。

良い地位を築きたい僕は、沖田隊長もといクソガキに好かれる為に働きまくった。
こんなのただのパシリだろ…みたいな仕事もこなした。

あのクソガキのせいでストレスが溜まり続ける日々…。
ストレスで禿げそうだ。

そう！僕はこんなにも身を粉にして働き続けてる。

それなのに！！！僕の地位が上がる事は一向にない。気配すらしない。

『クッソ…ｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞ！！マッジでストレス！なんでだよ！！』

可愛い女の子をいっぱい抱く！という僕の欲望の為に多少の事は我慢してきたが、そろそろ限界が近づいてきた。

てか、真選組出会いなさすぎ。まじで。
もう誰でもいいから抱きたい…。

………もういっそあのクソガキの事快楽堕ちさせれば良くね？

『こ、こここここ、これだぁ！！！！！！』

あいつに媚び売って良い地位を築くためには、ジャンプを買いにコンビニに走るでもなく、あいつのおもちゃになるでもない…！

あいつを快楽に溺れさせればいいんだ！！

僕に男を抱く趣味はないが、この際仕方がない。
まぁあのクソガキも顔は良いしな。顔は。

天才的なアイデアを思いついた僕は早速今夜仕掛ける事にした。

夜9時頃、沖田隊長の部屋へと向かう。

夜這いにしては時間が早いって？あの沖田隊長が夜這いを許すと思うか？絶対部屋に入れないし、何より夜這いするような時間帯に起きてないだろう。

だったら、"そういうこと"ができる時間になるまで沖田隊長の部屋でゆっくりさせてもらおうじゃないか。

これなら沖田隊長を寝させないという事も出来なくはないだろう。

『沖田隊長、失礼してもいいですか？』

襖を開け、少し顔を出しながら問う。

「なんでい、こんな時間に」

普段、仕事以外では沖田隊長の部屋を訪れない僕が急に来たから、沖田隊長の頭上にははてなマークが浮かんでいる。

『面白いゲームを見つけたんです。もしよかったら一緒にやりませんか？』

僕お得意のよそ行きの笑顔で提案する。
ここで食いついて来てもらわないと困る。

「…？……あ、それモンキーハンターの新作じゃねーか！」

幸運にも僕が提案したゲームが沖田隊長に刺さったようで部屋に迎え入れてくれた。

部屋に入ったらもうこっちのもんだ。

しばらく2人でゲームをしていた。ゲーム内でもボコボコにされた。そういうゲームじゃねーだろこれ。共闘するゲームだろ…。

時刻は0:20。
そろそろ仕掛けてもいい頃だろう。