Terrible (ページ5)

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急な登場に心臓が破裂しそうなぐらいにドキドキする私。

『望くん…』

小瀧「こんな遅くまで、何しとったん？もう暗いで？」

あ、もうこんなに暗かったんだ…

『えっと、その…』

"一緒に帰ろう”
の言葉がうまく出ない

小瀧「暗いし、ひとりじゃ危ないやろ？俺が送ったるよ？」

『え、？！』

予想外すぎてどうしたらいいのか分からない

小瀧「あ、別に、嫌やったらええで！」

『帰る！』

即答、笑

あ、ちょっと待って？なんで私の名前を知ってたんだろ…

同じクラスになるの初めてだし、まともに喋ったこともないのに

ま、いっか、
今は望くんとの2人きりを楽しむとしよう！

小瀧「俺な、ちょっと残って宿題終わらせようとしとったら寝とった笑」

笑顔で話しかけられてるのが幻かと思っちゃう

『え？！宿題やってたん？！』

小瀧「家帰ったらやる気が出てこん笑」

『そうなんだ！』

それにしても、背、高いな…
スタイル良すぎでしょ！

小瀧「そういやあ、同じクラスになるの初めてやね！俺のこと知っとる？」

『知ってるも何も！あなたみたいな有名人誰でも知ってるよ！』

小瀧「そんなことないて笑Aさんこそ、結構有名やで？」

え、なんで私が？！

小瀧「ここだけの話やけど、Aさん、男子にモテモテやで」

『え、、ええええええ？！』

小瀧「声が大きいわ笑」

人生で初めてこんなにビックリした…

小瀧「俺、１回Aさんと話してみたかったんや。そしたらええ所におって」

『そ、、そんな！恐れ多いです！』

小瀧「なんで急に敬語なんや笑」

嬉しいと照れるがぐっちゃまぜになって訳分からないです〜！

小瀧「Aさんって、おもろいな！」

『そんなことないない！私なんて普通の塊よ！』

そんなこと言われたら私、顔が真っ赤になっちゃう…！

小瀧「顔、赤いで？」

時すでに遅し。バレてます笑

『わわわ、私、ここだから！バイバイ！あ、ありがとう！』

恥ずかしさ故に走って家の中へ
でも、嘘じゃないよ？もう家の前に来てたんだから！

望くん、素敵な人だな…
あああああああああああ余韻が…

鈴川 A、幸せ再絶頂です！