思うよりずっと＿2 ページ38
慧side
夜中に咳をする涼介が気になり様子を見つつ側で眠ったのだけど……朝方、また苦し気な声がして目が覚めると、顔を歪めている涼介がいた。
慧「…りょうちゃん…？よしよし…」
涼「…け、くん……ｺﾞﾎｯｺﾞﾎｯ、ぅｹﾞﾎｯ…」
いつからか分からないけど、涼介は寝れていなかったみたいで。
服を替えるために起こしたときも、全体重を大ちゃんに預けてうとうとしていた。
本当はすぐにでも病院へ連れていきたいところだけど………やだ、と言われてしまったので少し様子を見ることに。
………まだ抵抗するだけの力が残っているみたいだし……どうしても熱が下がらなかったら無理矢理にでも連れていくけど……
慧「涼ちゃん、大ちゃんがお粥作ってくれたよ。起き上がってみよっか」
涼「ん、ん……ｩｴﾎｯ………けぃくん…食欲、ない……」
慧「分かるんだけどね…お薬飲まなきゃだから」
背中に枕を挟んで蓮華に乗せた少量のお粥を口に運ぶ。
さっき約束したこともあって、嫌々ながらも小さく口を開けてくれた涼介。
それだけでも飲み込むのに時間がかかって、ずっともぐもぐしてる。
涼「………ん、…ｺﾎｯ……ぅぇ…」
慧「あと…二口くらいいけるかな？」
涼「っ、も…むり……」
慧「ん、よく頑張りました」
やっとの思いで飲み込んだところで、玄関の方から大貴と侑李のいってきますが聞こえ、涼介は少し寂しそうにベッドの中へ戻った。
慧「慧くんお片付けしてくるからね。すぐ戻ってくるよ」
涼「……ぃい……戻ってこなくて……」
慧「そんな寂しいこと言わないでよ〜」
涼「………」
急にツンツンになっちゃう涼介。
つまり、いつもと同じ。
そっとしておいた方が涼介も休めるだろうし、俺は下でご飯を食べてお仕事に取りかかる。
………一時間置きくらいに様子を見に行くが特に変わったことはなさそう……
熱が高いから油断はできないけど、過剰に心配するのも嫌がるから。
水分補給や冷えピタを替えるなどの必要最低限以外はそっとしておいた。
涼「……ん、ん………けぇ、くん…」
慧「起こしちゃったね…涼ちゃん、苦しい？」
涼「…ｺﾞﾎｯ……く、はぁ……だ、ぃじょ…ｪﾎｯ…」
涼介の体に自然治療は無理だ……家にいても何もしてあげられない。
慧「病院行こう？」
涼「…ゃ……」
慧「お願い。涼ちゃんのこと早く治してあげたいの」
涼「……あした、…でも、いぃ？」
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夢莉(プロフ) - トマト丸。さん» 他のお話と融合させるかもしれませんが、移行先で考えてみます！リクエストありがとうございます！ (2020年3月7日 19時) (
レス) id: 62134ae4e1 (このIDを非表示/違反報告)
夢莉(プロフ) - あーちゃんさん» はじめまして(^^)光栄です…！移行先で考えてみます！リクエストありがとうございます！ (2020年3月7日 19時) (レス) id: 62134ae4e1 (このIDを非表示/違反報告)
トマト丸。 - 涼ちゃんが高熱がでてしまい熱性痙攣で一時意識不明の重体になってしまうところを見たいです!!!!よろしくお願いします!!!! (2020年3月7日 14時) (レス) id: 064c528e5b (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん(プロフ) - はじめまして！何度か読み返してしまうほど大好きです！リクエストしたいのですが、涼ちゃんがノロウイルスで嘔吐がひどくなかなか治らず家族みんなで看病する、というのをお願いしたいです!!よろしくお願いします！ (2020年3月5日 21時) (レス) id: 4ea081dbc4 (このIDを非表示/違反報告)
夢莉(プロフ) - らんさん» わぁ嬉しいです…！了解しました！少し先になりますが、移行先3の方で書かせていただきますね！リクエストありがとうございます！ (2020年3月5日 20時) (レス) id: 62134ae4e1 (このIDを非表示/違反報告)
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