寒空の下＿7 ページ36
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慧「さぁて……」
大貴が学校へ行ったあと俺はちょっと不機嫌な侑李を保育園へ送り届けて家に戻ってきた。
昨夜のお陰で、今日は仕事がない！
……あるっちゃあるけど、あとでどうとでもなるからいいや。
それより、軽い頭痛がする……そうこれは…完全に二日酔いだぁ……
涼「ｺﾎｯｺﾎｯ……」
慧「んぅ？……あら？どうしたの涼ちゃん」
テーブルに突っ伏せていたら額に冷えピタを貼った涼介が降りてきたようで、若干ふわふわしながら目の前に座った。
涼「…お腹すいたー……」
慧「え、珍しい……」
涼「…ｺﾎｯ…慧くん、体調悪いの？…」
慧「んーん、ちょっとお酒が残ってるくらいかな」
熱があるときに自ら何かを食べたがるなんて滅多にないから。
二日酔いの怠さよりも嬉しさが勝って。
慧「お粥でいい？」
涼「んー……そんなに食べたくない…」
お腹が空いたと言うわりには、お粥もうどんも食べれないと言う。
何を作ったらいいか悩んでいると、涼介は……
涼「あいす食べたい」
慧「え、お腹空いてるんじゃ…」
涼「…あいすぅ…」
……食欲があるのか無いのかすら…微妙。
そもそも家にアイスあったかな…？
冷凍庫を覗くと箱アイスは空っぽで入れられていて。
……誰かな、捨てておかなかった人は……
慧「あ、これ大ちゃんの……」
下の方に隠して入っていた少しお高いアイスのパッケージが見えて、数日前に俺のだから食うなよ！と大貴が言っていたのを思い出す。
慧「………ま、いっか。涼ちゃ〜ん、これでもいい？」
涼「それ大ちゃんの高いやつ………んふ…」
嬉しそうにそれを受け取り、にこにこしてアイスを頬張る涼介の可愛さたるや………
………あとで大貴は騒ぐだろうし、怒られるだろうけど……
慧「それ食べたら、ちゃんと寝てるんだよ？」
涼「ぅんっ…明日は学校行きたいもん」
アイスを綺麗に平らげたあとは大人しく部屋へ戻り、時折咳をしながらも寝ていた涼介。
そのお陰か翌日には平熱より少し高いものの近くまで下がっていて、大貴の制止を無視して“いってきまーす”と出掛けていった。
やっぱり元気で笑顔が一番！
…………夜には、アイスが無くなっていることに気付いた大貴が犯人探しを始めて、俺が新しいのを買いにいかされたけどね……
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿寒空の下編fin.
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夢莉(プロフ) - トマト丸。さん» 他のお話と融合させるかもしれませんが、移行先で考えてみます！リクエストありがとうございます！ (2020年3月7日 19時) (
レス) id: 62134ae4e1 (このIDを非表示/違反報告)
夢莉(プロフ) - あーちゃんさん» はじめまして(^^)光栄です…！移行先で考えてみます！リクエストありがとうございます！ (2020年3月7日 19時) (レス) id: 62134ae4e1 (このIDを非表示/違反報告)
トマト丸。 - 涼ちゃんが高熱がでてしまい熱性痙攣で一時意識不明の重体になってしまうところを見たいです!!!!よろしくお願いします!!!! (2020年3月7日 14時) (レス) id: 064c528e5b (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん(プロフ) - はじめまして！何度か読み返してしまうほど大好きです！リクエストしたいのですが、涼ちゃんがノロウイルスで嘔吐がひどくなかなか治らず家族みんなで看病する、というのをお願いしたいです!!よろしくお願いします！ (2020年3月5日 21時) (レス) id: 4ea081dbc4 (このIDを非表示/違反報告)
夢莉(プロフ) - らんさん» わぁ嬉しいです…！了解しました！少し先になりますが、移行先3の方で書かせていただきますね！リクエストありがとうございます！ (2020年3月5日 20時) (レス) id: 62134ae4e1 (このIDを非表示/違反報告)
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