じゃないこと＿3 ページ18
涼介side
数日前からおかしかったなんて言えるわけなくて……嘘を吐いたけど、大ちゃんには……たぶんバレてる。
ここ数日続いていた体調不良。怠さにはもう慣れ始めていた。
部屋へ戻されたけど……制服には既に着替えているし、まだ頑張れる………学校、行っちゃダメかな……
俺は勉強は苦手だし、学校も特別好きな訳じゃない……けど、行けるときは行きたい。
いつかまた……行けなくなるときが来るんじゃないかって………それが怖くて。
涼「………いける、」
下の階では大ちゃんが起きてきた慧くんに俺のことを話している。
その隙を見て……学校へ向かうため外へ出た。
涼「…寒っ……」
ピューッと冷たい風が吹いて、コートもマフラーも手袋も……防寒着を全部忘れてきたことに気付く。
寒いけど、戻れない……絶対に見つかってしまう。
…なら……早く学校についちゃえばいいんだ。
縮こまりながらも足を動かすスピードをあげ冷たい手に息を吐く。
涼「…ハァっ……ぅぅ…」
中「……やま！」
涼「っ……ぁ、裕翔…おはよ」
中「おはよう。……こんなに冷たくなっちゃって…ほら、早くこれ着て！」
涼「いいよ、裕翔寒い…」
中「大ちゃんから聞いたよ、体調悪いのに無理してきたんでしょ？それなのにこんなに薄着だなんて……」
後ろから白い息をはあはあさせながら走ってきた裕翔。
もう俺が家にいないことはバレたらしい。
裕翔が着ていたコートを貸してくれたから体の震えが治まっていく。
中「学校に着いたらすぐに保健室だよ」
涼「…それじゃ…意味ない……大丈夫だから…ｸｼｭｯ」
中「言うこと聞けないならこのまま家に連れて帰るよ？」
俺が何度大丈夫と言っても、聞く耳を持ってくれない。
昇降口で上履きに履き替えるとき、少し俺がよろけたもんだからそのまま裕翔に抱っこされて……
人がまだ疎らだからと言っても恥ずかしくて暴れた。
中「先生、いないね」
涼「もういいから、降ろせっ…」
いつまで抱えてる気だっての……全然離してくれないからジタバタ。
それで裕翔が少しバランスを崩してしまい、落ちると思った俺は動きを止めギュッと抱きつく。
……自業自得と言われたらそれで終わりですけど。
中「ごめんね、大丈夫？駄々を捏ねる子供の親の気持ちが分かったよ」
涼「っ…ばか、」
中「ははっ、可愛い」
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夢莉(プロフ) - トマト丸。さん» 他のお話と融合させるかもしれませんが、移行先で考えてみます！リクエストありがとうございます！ (2020年3月7日 19時) (
レス) id: 62134ae4e1 (このIDを非表示/違反報告)
夢莉(プロフ) - あーちゃんさん» はじめまして(^^)光栄です…！移行先で考えてみます！リクエストありがとうございます！ (2020年3月7日 19時) (レス) id: 62134ae4e1 (このIDを非表示/違反報告)
トマト丸。 - 涼ちゃんが高熱がでてしまい熱性痙攣で一時意識不明の重体になってしまうところを見たいです!!!!よろしくお願いします!!!! (2020年3月7日 14時) (レス) id: 064c528e5b (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん(プロフ) - はじめまして！何度か読み返してしまうほど大好きです！リクエストしたいのですが、涼ちゃんがノロウイルスで嘔吐がひどくなかなか治らず家族みんなで看病する、というのをお願いしたいです!!よろしくお願いします！ (2020年3月5日 21時) (レス) id: 4ea081dbc4 (このIDを非表示/違反報告)
夢莉(プロフ) - らんさん» わぁ嬉しいです…！了解しました！少し先になりますが、移行先3の方で書かせていただきますね！リクエストありがとうございます！ (2020年3月5日 20時) (レス) id: 62134ae4e1 (このIDを非表示/違反報告)
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