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予定 ページ7

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Aside




水谷「…あ、えっと……」




…ほんと、何やってくれてるんだろう、玲於くんは。


ほら、水谷さん困ってる。




水谷「…大野さん、佐野さんと知り合いだったんですか?」


A「あ、はい。まあ……」


玲於「幼なじみっす。」




また、私の代わりに答えてるよ。


そういうところ、勝手というか、なんというか。




A「…玲於くん、腕離して。」


玲於「なんで。」


A「え、なんでって……」




逆に、なんでずっと巻きついたままなの?


そろそろ、心臓持たないんだけど。


さっきから、ずっとドキドキ言ってる。




少し振り返って玲於くんを見つめると
その視線に気づいたのか、仕方ないと言わんばかりに私を解放した。


そして、視線は再び水谷さん。




玲於「…Aに、何か用でした?」


水谷「あ、いや、なんでもないです。ちょっと手伝いをしてもらったので、お礼を。」


玲於「そうですか。」




玲於くん、さっきから声が不機嫌。


顔だって、眉間にしわ寄ってるし。




玲於「じゃあ、俺らこの後用事あるんで、失礼します。」


水谷「あ、はい。お疲れ様でした。」


A「あ、えっと、…」




あたふたしてると、玲於くんに
行くよ、と腕を引かれる。


そのままエレベーターに乗り込み
私のお疲れ様でしたという言葉が水谷さんに届いた直後、扉はしまった。





静かなエレベーターの中。

変わっていく数字を
ただぼーっと見つめている玲於くんに
私は控えめに聞いてみる。




A「ねえ、私たち、この後予定あったっけ?」


玲於「今からつくる。」


A「…は?」




そんな間抜けな私の声と同時に
エレベーターは1階に着いたことを知らせて。


エントランスで玲於くんは口を開いた。




玲於「…決めた。ちょっと付き合って。」




.

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らな。(プロフ) - xxさん» やっとレスの不具合直りました!(TT)ですよね、ヤキモチですよね!!素直になれよ!って書きながら突っ込んでます。笑 うじうじさせてるのは自分なんですけどね。笑 (2018年9月30日 13時) (レス) id: 3fd04ece2f (このIDを非表示/違反報告)
らな。(プロフ) - ちはさん» いつもありがとうございます(*^^*) そろそろ玲於くんが気持ちを認める頃ですかね...?笑 (2018年9月30日 13時) (レス) id: 3fd04ece2f (このIDを非表示/違反報告)
らな。(プロフ) - ど根性オレンジさん» やっと!!やっと!返信でしました!!もうそれのことについて話したくて話したくて!笑 私は11月に受験があるので、頑張った御褒美に〜、ってねだろうとか思ったりですね←ダメ 同じく金欠なので。笑 (2018年9月30日 13時) (レス) id: 3fd04ece2f (このIDを非表示/違反報告)
xx(プロフ) - いや、意味しかないよ!!笑ヤキモチじゃん!嫌だったんじゃん!それは好きじゃん!意味しかないよ!笑笑 (2018年9月11日 23時) (レス) id: 1ca80b54b4 (このIDを非表示/違反報告)
ちは - 移行おめでとうございます!お互いに早く自分の気持ちに気付いてー!とムズムズしながら楽しく読ませてもらってます笑更新頑張ってください! (2018年9月11日 8時) (レス) id: 3456c85cde (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:らな。 | 作成日時:2018年9月9日 1時

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