I xxxxxx (jesse) PT.2

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仕事の話を触りだけして、後はくだらない世間話ばかりの接待に疲れて来た頃

やっとお開きの雰囲気になる





ただこの後の事を考えると少し憂鬱


あの場所に都合良く居るわけないのは分かってるけど、何となくもう行きたくなかったのにな…









「じゃあ高橋、また明日。」


「はい、お疲れ様でした」



(杉田専務とお似合いだぞ) なんて課長に耳打ちされ苦笑いと会釈を返す









外に出ると降ってた雨は更に酷くなって
それがまた気を落とさせる






「杉田専務、行きましょうか！」


「ここからは仕事外だから杉田さんでいいよ」



「ふふっ、じゃあ遠慮なく」





穏やかに笑う専務は優しい。きっと断ったら残念そうな顔をして許してくれただろうな…



スマートにタクシーを拾い、私が雨に濡れないように傘までしっかりさしてくれて

まあ、こんなのも悪くないか。






「ごめんね、付き合わせて」



「気にしないで下さい、私も飲みたい気分だったので」



「彼氏に怒られたりしない？」




「いやいや、私独り身なので…

周りが結婚していくので少し焦ってるくらいです」





「それ分かるなあ。」







タクシーの中での会話は当たり障りなく続く


このまま当たり障りなく今日が終わればそれでいい









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