I xxxxxx (jesse) PT.2

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やっと起きた寝癖で頭ボサボサジェスはノロノロ準備を始め

作り置いてたご飯をペロリと平らげて、ご馳走様と手を合わせる





「タクシー呼ぼうか？」


「大丈夫、もう迎え呼んであるからー」


「そう？ならいいんだけど」




誰かに迎えに来てもらうみたい。詮索したい気持ちを抑え、言葉をぐっと飲み込んだ。









「じゃあ、仕事行ってくるねー」



キャップを目深に被り、ティアドロップのサングラス。このスタイルがお気に入りなの？似合ってるから何も言えないけど…。




「うん、気を付けてね。あ、あとこれ」忘れかけてた借りてたTシャツを渡そうとすると



「これ置いといてくんない？」



「えっ？」



「ほら、仕事行くのに荷物増えるの嫌だから」



「ええ？」




じゃ、ありがとねーって靴を履いて出て行こうとする彼の手を咄嗟に握って引き止める





「ん？」



「あのね！言いたい事がある！






私もジェシーの事知りたい。


もっと知りたいって思ってるし、知っていくから。


…それだけ！じゃあね！」






気持ちを伝えたくて必死だった。

そんな私を豆鉄砲を食らったような顔で見つめる




何か言いたげな彼を半ば無理矢理ドアから追い出して、戸惑いながらも振り向き手を振り

私も小さく手を振りドアを閉めた









はあーっ、どう思われたかな。


あんな事言うつもりじゃなかった、またねって自然に見送る予定だったのに。



行ってしまう、と思ったら言わなくちゃ！って衝動に駆られてしまった









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