恋してた_3 [yuta_t]

Chapter117（yuta_side) ページ24

【yuta side】







裕太「ありがと

でも大丈夫だよ

これだけが問題なわけじゃないからさ」









あゆみ「ん？

・・・問題？」









裕太「あー・・・

この前言わなかったか・・・

彼女もうすぐパリに行くんだよね」









あゆみ「・・・パリ？」









裕太「そう

旅行とかじゃなくて仕事で

・・・しばらくの間」









あゆみ「・・・。」









裕太「あゆみ？」









あゆみ「裕ちゃん・・・

裕ちゃんの彼女って

もしかしてアパレル関係の仕事してる？」









裕太「え？」









あゆみ「ごめんね

急に変な事言って・・・

でももしかして彼女って

プレスのAちゃんじゃない？」









裕太「・・・あ

そういえば広告の仕事で？」









あゆみ「え？やっぱりそうなの？」









裕太「あぁ、ん・・・そう」









あゆみ「そうなんだー

私、全然知らなくて

この前も一緒に仕事したばかりで

その時パリに行く話聞いて・・・

もしかしたらって思って」









裕太「・・・そうだったんだ」









あゆみ「裕ちゃんと仕事で

繋がりがあるとは聞いてたけど

まさか彼女だったなんて・・・」








裕太「・・・すごい偶然だよね」









裕太「あ、でもAは

ガヤの元カノって事は知ってるけど

俺とあゆみが繋がってるっていうか

こうやって連絡取り合う仲って事は

言ってなくてさ・・・

ただ昔に共演したくらいの仲に思ってるから

・・・今回の件で、、、」









あゆみ「裕ちゃんっ

ごめんっ・・・・

本当に本当に本当にごめんなさい

私取り返しのつかないことしちゃった」









裕太「ん？」









あゆみ「Aちゃん

・・・知ってる」









裕太「ん？どういう事？」









あゆみ「私が太ちゃんに振られた時

朝まで裕ちゃんに

付き合ってもらった事あったじゃん？」









裕太「え？

あー・・・あったね」









あゆみ「私、前にその事を

酔っ払った勢いで

Aちゃんに話しちゃった事あって」









裕太「・・・。」









あゆみ「・・・それだけじゃなくて

流れで昔、裕ちゃんに

好きって言われた事も」









・・・Aが









・・・知ってる

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