恋してた_3 [yuta_t]

Chapter110（yuta_side) ページ17

【yuta side】






今度はあゆみが
部屋の置時計を確認して








あゆみ「本当だ・・・

もう２時だって・・・早いね」









裕太「ごはんまで

用意してくれてありがとうね

・・・じゃー」









って立ち上がろうとすると









あゆみ「裕ちゃん・・・」









裕太「ん？」









あゆみ「最後に

話したい事があるの・・・









裕太「ん？何？」









あゆみ「私ね・・・」









あゆみ「私・・・

裕ちゃんの事が好きなの」









裕太「え・・・俺？」









想像もしていなかった
内容に思わず半笑いで
自分で自分を指差した









けれどあゆみの顔は真剣で









あゆみ「太ちゃんと別れてから

ずっと考えてたんだ・・・

裕ちゃんは私が辛いとき

側にいてほしい時

優しく支えてくれて

思い返すと裕ちゃんが

いつも私を助けてくれてたなって」









あゆみ「最初から

裕ちゃんを選んでいたらって

何度も思った

あの日、裕ちゃんが好きだって

言ってくれた日

その気持ちに応えてたらって・・・」









あゆみ「でも・・・

太ちゃんと別れたから

次は裕ちゃんなんて

そんな風に思われたくなかったし

だからずっと言えなくて・・・」









あゆみ「でもやっぱり無理なの

好きって気持ち

我慢出来なかった」









裕太「・・・。」









あゆみ「裕ちゃん・・・

私を彼女にしてくれないかな？」









あゆみ「もし・・・

もしも裕ちゃんも受け入れてくれるなら

太ちゃんには私からも

ちゃんと話そうと思うから・・・」







・・・。






これは冗談なのか夢なのか
そう思っても仕方ないくらい

今、この空間で起きていることが
非現実的すぎて
言葉を失った









・・・あゆみが俺を好き？

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