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Cinq-cent-vingt-huit ページ47

‘‘「今まではただの予選、ここからが本戦になります」’’


ようやく本戦が始まって
ざわざわ、と会場を見ても
観客が楽しみにしているのがよくわかる

もちろん、出場する側として僕も楽しみだ


『お題なんでしょうね』

「さーな?」


隣に座るアサヒさんに聞いてみると
目線は集中しているようで
今はあまり口を開がない方が良さそうかな


‘‘「料理人を紹介しましょう!
赤コーナー、ノワールの女軍曹...サージェ!!」’’



陣幕の中からサージェさんが出てきて


‘‘「そして対する青コーナー、
遠月学園現第一席....幸平創真!!」’’



反対側からで出て来た幸平
二人が審査員席の前で相対する
 


「フン、学生ごときが相手か」

「あー、でも
お食事処ゆきひらの料理人でもありますんで!」



早速だな
幸平の武器、定食屋である事
相変わらずやる気は十分みたいだけど

真凪さん、今回は僕らノワールにしか興味がない
って断言しちゃってるからなぁ....


すると



「朝陽様に惨敗した者等、相手にならん!」

「え、才波朝陽とどういう関係っすか?」

「貴様には関係のない事だ!」



『あぁ、気になってはいるんだ』

「よそ見してたら食われて終わりさ」



食いついてきた、ように見えるけど
あれ多分...

アサヒさんにリベンジ決めるだけ、って言う
目的に向けてひた走ってるだけだ

調理に対しはホント真っ直ぐな奴で
調子は良さそうな幸平の様子に安心する



‘‘「そして対戦テーマは!」’’



いよいよお題の発表か
審査員席から立ち上がったトランシャンさん、だっけ?
が言い放った一言は....




「パーティーを最高に盛り上げる
クリスマスケーキを出して頂く!!!!」




....あらまぁ



『常識壊し...サージェさんにピッタリじゃないですか』

「...ククッ」



一応、今は八月
季節的には夏だ
 

「クリスマスケーキ?」

「今8月だぞ....」


観客の言う事も最もで
基本的なケーキの素材には問題ないんだろうけど

メインを何にするか
フルーツ、チョコレート等
冬場と夏場じゃ、色々違ってくるのに
お題はクリスマス



『ブックマスター、
僕らにぴったりのお題出してますね』

「こりゃ、俺等の時はどうなるんだろうな」



サージェさんの兵装料理は
味わう者の常識を破壊する

今回のお題はピッタリじゃないか
本人笑ってるし



おまけに....



「ケーキか、
授業で基礎教わった事しかねぇな...」



「おいおい」

『そりゃ、定食屋にケーキはないでしょう?』



たしかに、幸平ってスイーツ作ってたっけ?

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blu (蒼)(プロフ) - 雑食の腐女子さん» 「あら、えりなばっかりじゃなくて私の出番もちゃんと見てってね」 (2021年11月1日 10時) (レス) id: 55c7ca7037 (このIDを非表示/違反報告)
雑食の腐女子 - とても面白かったです続き楽しみにしています (2021年10月28日 9時) (レス) @page3 id: 1927aaa4c8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2021年10月27日 6時

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