Cinq-cent-vingt-et-un ページ40
なんで、そんな待ち構えていた、みたいな恰好なんだろうか
後ろで見ていると笑いそうになる
すると、前の方にいた幸平達
「第二の門まで免除されたノワールか」
「って事は運営側からしたら司先輩より評価が上って事っすかあの三人…!」
うーん…
今回に関して、ノワールはトップの真凪さんの興味も加味されて
シード権を与えられているから…正直な所、よくわからないと思う
けれど、リオ曰く
この第三の門は今までとは違うらしい
どんな感じかな…
静かににらみ合っていると
WGOの執行官の声がして
「それでは第三の試練を…“「待てい!」”
天守閣からの映像…」
『…？』
「ランタービ君、何か聞いているかね」
「えっ、いえ!?何も!?」
男性の執行官の声に割り込んできた
女性の声に釣られて、
後ろのモニターが明るくなる
けど、
『(今の声…どっかで聞いたような…？)』
気のせいだろうか、
そんな僕の悩みなんて気にせず、
話は進んでいて
「御用ですかな、ブックマスター」
『…』
ブックマスターって事は
この声の女性が薙切真凪さん
なんで僕はこの声を知っているんだ…？
“「このあたりで、BLUE優勝者への副賞を発表しておこうと思うてな」”
「副賞？」
「トロフィーとかもらえるわけじゃねえのか」
『んなわけあるか』
やっぱり、幸平決まって招待状を受け取ったはずなのに
貰ってから詳しく目を通してないね
全部書いてあったってのに
「実際、ノワールたちの多くはこの副賞目当てだと思うよ」
司の言う通り
アサヒさんの周辺の人や僕以外の出場を決めたノワールの皆さん
表への興味がある人も少しはいるだろうけど
その大多数は…
“「此度の優勝者には、私お付きの料理人となる権利を与える」”
これを目的にしている人が多い
「ブックマスターの指定料理人!?」
「それって凄いんすか」
「凄いに決まってるでしょ!!」
『相変わらずだね…』
あっさりと副賞を知らないことをバラした幸平
ランタービさんが饒舌に説明をし始めた
それを聞いていると
「フォルス」
『あ、お疲れ様です』
「さっきの試練、二位だったわね〜」
『司が凄いだけですよ…
落ち込んでませんから
撫でるの辞めてください、嘴汪さん』
後ろにいた僕に気づいたようで
手招きをされたから
サージェさん達の方に混ざることにした
「まぁいい、これからは気を抜くなよ」
「朝陽キュンに怒られないようにね!」
「ｺｸｺｸ」
『了解です』
一度、真凪さんの事は置いておいて
一先ず今は試練に集中しよう
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blu (蒼)(プロフ) - 雑食の腐女子さん» 「あら、えりなばっかりじゃなくて私の出番もちゃんと見てってね」 (2021年11月1日 10時) (
レス) id: 55c7ca7037 (このIDを非表示/違反報告)
雑食の腐女子 - とても面白かったです続き楽しみにしています (2021年10月28日 9時) (レス) @page3 id: 1927aaa4c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼 | 作成日時：2021年10月27日 6時
