Cinq-cent-quatre ページ23
「今から5分間、審査者へのインタビュータイムとするわ」
その声を最初に
ﾜｯと集団が出来上がる
「質問いいですか!、好きな料理はなんです？」
「やはり和食派でしょうね」
「好物を教えてください」
『うーん....』
確実に孤立したな
まぁ必要もないし
どうしようかな、と周りを見ていると
「必死だねー、死神クン?」
『みなさん』
「そりゃ、BLUEだもんね!」
「まぁい〜や、食材見に行こ」
食材は持ち込みなしのトレーラーから
まぁ、先に確保するのは大事か
もう一度集団を振り返ると
「あぁ、生まれたのは東海地方のとある農村ですじゃ」
時山さんのその一言に
周りの出場者の目が光る
『別に...知識とか完璧に仕上げるとか
気にしなきゃいいのに』
「あははっ、そんな事表の連中にはわかんないよー!」
元ノワールの料理人
必要な情報はそれだけで十分だ
けど
「なんか...気に食わないんすよね
この試練の仕組み自体」
『...ふふ』
表で唯一孤立してるあいつ
安心したよ、幸平
ーーーーーーーーーーーーーーー
Asahi side
「幸平創真が気になるってか?」
「別に、出場者の情報を仕入れているだけですわ」
本丸の前まで戻ってきた
そしたら丁度姫が見えて
その先にはモニターの幸平創真
お、しかもサクもいやがるじゃん!
「このグループの試練、ノワールにとっちゃサービス問題だな」
「え？」
元ノワールを満足させる最後の晩餐なんて
簡単すぎる
「ほら、アイツ苦笑いしてんぜ?」
「仮面越しの癖に決めつけるのね」
「そりゃ、コンビなもんでね」
ぽりぽり、と頬をかく仕草のサク
おい、ボーッとしてんじゃねーぞ
しかも
あの老人とアイツ、確実に知り合いだろう
「楽しみにしてなよ姫」
「なんだと言うのかしら」
あんな芝居に引っかかるとは思わなかったけど
「カーマ曰く、ウチの秘蔵っ子
暴れてくる、って言ってたからさ」
ようやく遠月や、表の奴らに
裏としてのAを見せつけられる
ーーーーーーーーーーーーー
Side you
「完成だ!、実食お願いします!」
いの一番に出来上がった皿を持って行った
出場者の1人
多分、味噌煮込みうどんだろう
けれど
『....ノワールだって言ってたじゃん』
「不合格!」
食べる人を1番に考えないと
ﾍﾞｼﾘ!、と大きく不合格と書かれた札を貼って帰ってきた
「死神クン、ボク達行ってくるね〜」
『あぁ、はい』
続くように皆さんが陣幕に入っていく
さて、僕はいつ行こうかな
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blu (蒼)(プロフ) - 雑食の腐女子さん» 「あら、えりなばっかりじゃなくて私の出番もちゃんと見てってね」 (2021年11月1日 10時) (
レス) id: 55c7ca7037 (このIDを非表示/違反報告)
雑食の腐女子 - とても面白かったです続き楽しみにしています (2021年10月28日 9時) (レス) @page3 id: 1927aaa4c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼 | 作成日時：2021年10月27日 6時
