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Quatre-cent-quatre-vingt-quatorze ページ13

しかし、


『いや、僕1人でも大丈夫ですよ』

「そんなフラフラな状態で
またノワールに襲われたら
たまったもんじゃないだろう」

『...う゛』


近々大仕事を頼むのだから、と
正論が突き刺さる


すると



「いつまで、薙切の代わりをコイツがやるんですか?」

「...」『....』

「そもそも急に代理に変わるなんて
おかしいとは思ってた」



どう見ても疑ってる目のアキラ

やっぱ、途中の掻っ攫いはダメだったかな
しかも、えりなちゃんこのままBLUEに行く予定だしね

仕方ない



『えりなちゃん、BLUEで個別に招待受けてるんだよ』

「...で?」

『ちょっとその関係で家が忙しくなっちゃってさ
一学期まで、僕が代理になりそうなんだ』



行方不明の事は言えない
そんな事をしたら近々やる遠月の出場者の枠の時に
アキラに雑念を与える事になる



「だからって...
なんでお前なんだよ、A」

『なんか、薙切家の方から急に言われちゃってさ
僕もよくわかんないままやってる』


アキラの様子を見ていると気づいた
これ、多分心配してる目だ


『サイバさんの事、黙っててごめん
確定するまでは余計に騒がせたくないし
1人で調査したかったんだ』

「...それでここ最近、ずっとゼミにこなかったってか」

『潤さんとは話してたんだけどね』



目の前で険しい顔のアキラに
全部、今言いたいことを言って
反応を待つ事数秒...




「...学外は、ついて行けねぇのか」

『でもこれからBLUE出場かけて
学内で選抜みたいなことするよ』



アキラ出るっしょ?といえば
まさかの無返答

ちょっと待て
学内補佐は当たり前にOkしてくれそうだけど

学外まで手伝うからって
せっかくのBLUEの可能性を僕の所為でアキラがブッチしそうで怖いよ...!


その時


「じゃあ、こうしたらどうだい?」

「?」『?』



ずっと様子を見ていた堂島さんが口を開いた



「BLUE出場枠に葉山君が入った場合
そちらににベクトルを向ける、もし入らなかったら
黒翔君の請け負うノワールに関する仕事を
学外でも補佐する事

君はお兄さんが心配みたいだからね」

「なっ...別に!」

『なるほど、心配かけてごめんね』

「おい!」



最後の言葉にアキラが照れたけど
それならこっち側としては文句はない


ただし


『アキラ、僕手伝うからって
BLUE出場をかけた大きな舞台で
手を抜いたり、なんて事しないよね?』


と言えば
ハァ...とため息をついて


「馬鹿か」

『ふふ、わかってるならいいや』



やっぱりそれだけはわかってるみたいで
ようやく2人で納得した

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blu (蒼)(プロフ) - 雑食の腐女子さん» 「あら、えりなばっかりじゃなくて私の出番もちゃんと見てってね」 (2021年11月1日 10時) (レス) id: 55c7ca7037 (このIDを非表示/違反報告)
雑食の腐女子 - とても面白かったです続き楽しみにしています (2021年10月28日 9時) (レス) @page3 id: 1927aaa4c8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2021年10月27日 6時

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