Quatre-cent-quatre-vingt-treize ページ12
なんか、田所さんシュンとさせちゃったの
気まずいから
少しフォローしておこう
『田所さん、裏でも表でも
彼らは君と同じ料理人だよ』
「...」
別に僕は負けたけど
君らもっとすごいじゃん
すると
ｰﾊﾞｧﾝ!
「そーそ!、オレらあの連隊食戟乗り切ったんだからさ
これくらい当然だって!!」
「黒翔先輩ー、起きたのね!」
『お、みんなお帰り』
「うるせぇのが増えた...」
見に行ってだんだろう
幸平を始めとする十傑が帰ってきた
丁度いい
『幸平、明日帰ったら早速BLUEの件で十傑会議するから
一色とか三年にも連絡しておいて』
「うぃっす!、てか薙切は？」
「確かに、薙切さん期末試験中から見かけなかったが...」
あ、やべ
早速僕出番かも
『えりなちゃんならー「薙切君なら山コースから先に学園へ戻り、薙切家の方に向かったぞ」
お手数おかけしました、堂島さん』
「肝が冷えた、とはこういう事を言うんだろうな」
大丈夫かい?、とうまく誤魔化しつつ
入ってきた堂島シェフ
『さ、夜遅くなっちゃったから
今日はここで解散しよう
僕については何が聞かれたら問題ない、
と言っておいてくれる?』
「そういやもう日付超えてんじゃん!」
「確かに...」
十傑のみんなを部屋に返そうとしたんだけど
「葉山君、少しいいかい?」
「...はい？」
堂島さんが、アキラを呼び止めた
...なんでだ?
他の子も気になったのか
振り返る
「ん、なんすか？」
「なに、この状態の黒翔君をそのままにして置けない
ってだけだ」
え、まじで？
そんな堂島さんの返しに納得して
この場に3人で残ると
足音が聞こえなくなったタイミングで
堂島さんが切り出しす
「さて、葉山君
黒翔君に仕事を詰め込みすぎて、すまなかった」
「...は、？」『いや、了承したの僕ですよ？』
なんと、いきなりの謝罪
僕達ぽかんとしちゃうよね
「それで、これから暫く
黒翔君には総帥代理の仕事を抑えて
さっきのノワールを追ってもらいたいと思っている」
「それが、なぜ俺が呼ばれる事になるんです」
『...』
なるほど、
僕としてはどっちも関わるつもりだったけど
堂島さん的には今回僕が負けた事で
色々やらせすぎた、とでも思ったのかな
「現在黒翔君は総帥代理として、今回の期末も任せたが
ノワールのNo.2が黒翔君を狙ってくる可能性がまだある以上、これ以上無防備は得策じゃない
そこで、2人とも忙しくしてしまうが
黒翔君の学園内の補佐を頼めないか、と思ってね」
ビンゴ、か
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blu (蒼)(プロフ) - 雑食の腐女子さん» 「あら、えりなばっかりじゃなくて私の出番もちゃんと見てってね」 (2021年11月1日 10時) (
レス) id: 55c7ca7037 (このIDを非表示/違反報告)
雑食の腐女子 - とても面白かったです続き楽しみにしています (2021年10月28日 9時) (レス) @page3 id: 1927aaa4c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼 | 作成日時：2021年10月27日 6時
