検索窓
今日:37 hit、昨日:38 hit、合計:36,132 hit

Trois-cent-quatre-vingt-cinq ページ2

『そういえば、反逆者側って相談役とかいないの?』


自分達の部屋に戻る間
少しだけ現状をアキラと話した


「田所恵と、タクミ・アルディーニと、一色慧先輩だったか?が残ってる」

『まぁ…妥当な所か』



田所ちゃんは竜胆に美味いって言わせたし
男子2人は司と竜胆に対戦したし


すると、


「十傑側は「っもう!、だからコースというのは!!!」…なんだ?」

『あ、此処もしかして…反逆者側の』



ちょうど反逆者側の調理室の前を通ったらしい
少し開いた扉の隙間から大きな声が聞こえて来た



「だから俺がこう作るって!」

「だから!
それではダメと言っています!」



『…』「…ハァ」




思わず扉の前で止まっちゃったよ




『…コレ大丈夫?』

「…多分」



さっきリオ達と話してからさらに1時間くらい過ぎた
未だに進んだ様子はなし、と


「俺らはアイツらに賭けたんだ、
明日見てろよ」

『お、言うねぇ』



扉の中の喧騒をそのままスルーしてまた歩き出す



『さっき何言いかけた?』

「あぁ…相談役を聞いてきたって事は
十傑側の相談役は、お前か?」

『ありがたい事にね』

「俺と会った時にはもう終わってたって事は…」

『ちょうど終わって部屋に帰る途中、
あそこでリオ達と会ったんだよ

確か…アキラと会う30分前くらい』

「…ハァ」

『はは』


今は2人とも部屋で休んでると思う、と言えば
時間の差が此処まで顕著に出た事にため息をつくアキラ


『まぁあの2人は色々あったから…
僕より経験値のレベルが数倍高いよ』

「その一席とニ席が必死こいて探してたお前はなんなんだよ…」

『あー…それは、ちょっと』



そういえばアキラって九席にいたから
十傑側の事も少し分かってるんだっけ



『僕がいつまでたっても弱いっていうか…
約束を果たさなかったから、かな?』

「…約束?」

自分の掌を見下せば、
蘇る昔

そういや、2人が十傑になったのって…
高ニか、高三の頃だったっけ


“「Aー!!!!、アタシらついにトップ2になったぞ!」”

“「俺達待ってるから、早くね?」”



最初はすごい嬉しそうだった
けど、


“『なんか、疲れてない?』”

“「うぅ…」”

“「なんか仕事詰め詰めらしいよ、ねーブッチー」”

“『ただでさえ白い顔がさらに白く…』”

“「あはっ!」”

“「丁度いい、お主も手伝え黒翔」”

“『はいよー』”



僕がさっさと自分の事にケリつけて
もっと手助けできていたら、
なんて、ありもしない事を考えてしまう



ーーーーーーーーーー
(Vado avanti 9 ° libro)

Trois-cent-quatre-vingt-six→←設定+イラスト



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (44 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
76人がお気に入り
設定タグ:食戟のソーマ , 男主
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

blu (蒼)(プロフ) - ぷるさん» 「どーも!!、漸くオレの出番なんで、ちゃーんと食ってってくださいよ!」 (2021年4月28日 8時) (レス) id: cb665f2842 (このIDを非表示/違反報告)
ぷる - 続編おめでとうございます!これからワクワクして待ってます! (2021年4月26日 7時) (レス) id: 39613b56f2 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: | 作成日時:2021年4月26日 2時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。