その2 ページ47
〜30分ほど前〜
連れてこられたのは、衣装部屋でランカはドレスや靴を選ぶとミーシャに渡す
『これに着替えろ。終わったら髪とメイクを俺がする』
ミ「あ、あのっ!…なんで、ここまで…?」
その質問にニヤリと笑うランカ
そしてミーシャを引き寄せる
『そりゃ、条件があるからに決まってるだろ』
そして、引き寄せた手を自分の胸に当てさせる
赤くなるミーシャ
だが少し不思議そうに首を傾げる
ミ「柔…かい…?」
『実は、本当は俺は女でな。訳あって男として乗船している』
ミ「えっ!?(こんなにカッコイイのに!?)」
『こういった場で何も知らねぇ女にベタベタ触られてバレてもつまらねぇ。かと言ってこのまま一切寄せ付けず男色家なんて言われても癪だ。だから、お前を側に置いておけば解決するだろう?』
ミーシャは少し考えたあと、ゆっくり頷く
『じゃあ、俺が本物のシンデレラにしてやるよー』
こうしてミーシャは大変身を遂げたのだったー
ミ「(私が!しっかりしなきゃ!!)」
ランカは慣れた手つきでミーシャの腰に手を置きエスコートする
惚けている3人を尻目にランカはイゾウの隣に座る
イ「くっくっく…化けたねぇ…お前さんがやったのか?」
『さしずめ、"魔法使い"になったのさ』
ミーシャは教えられたように
腰へ、胸元へ、首元へと手をゆるり動かす
ランカは笑いつつグラスを手に酒を煽る
イ「随分気に入りのようだな?」
『自分好みの女に俺がさせたんだ…悪いわけないだろう?』
妖艶な色男2人が酒を飲み話す場面は
周りが溜息を零すほど美しく見える
そんな空気をエースが不機嫌そうに壊す
エ「っランカ!なんで女捕まえてんだよ!」
『…お前は寝ていたし、ほかの奴らは女に構っていた…暇な俺が女を捕まえても文句はねぇだろ?お前も自由にしろよ』
その言葉にぐっ…と黙るエース
後ろでマルコもサッチも同じ顔をしていた
エースはぐっと顔を上げるとランカの目の前に座る
エ「っじゃあ、俺もう寝ねぇから!話ししようぜ!」
その言葉に乗るのはマルコとサッチ
マ「振り払ってこれば良かったねぃ…」
サ「俺ともお話しよーぜ!ランカ」
そんな3人にランカは呆れたように笑う
『…ミーシャは俺が付き合わせただけだからな…悪かったな、ミーシャ』
ミ「い、いえ…(ホントに女性?凄い色気…)///」
スルリと髪をひと房すくい上げキスを落とす
これは解放の合図だ
ミーシャは最後にチラリとランカたちを見やる
隊長達は自分と同じ目をしていたのだったー
20、『男になったらヤる事は1つだろ』→←19、『俺が本物のシンデレラにしてやるよ』
1003人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ONEPIECE」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
れんこん(プロフ) - なんでこんな良い作品に出会えなかったのか苦悩するばかりです!!どのキャラも最高ですし、主人公がもうどストライクです!最新話まで頑張って読みます!!!更新頑張ってくださいいい! (2019年9月23日 17時) (レス) id: 14f134c39b (このIDを非表示/違反報告)
滅月(プロフ) - …なんだかキルラキルの皐月様みたいだなぁ… (2019年5月29日 17時) (レス) id: 0b47fc3e16 (このIDを非表示/違反報告)
カナタ(プロフ) - オタクさん» コメントありがとうございます!返信が遅くなり申し訳ございません。そしてご指摘ありがとうございます!話の途中からは「」の前にキャラの名前の頭文字を入れるようにしております!これからもどうぞよろしくお願いします! (2018年7月10日 14時) (レス) id: fb7eb0f65b (このIDを非表示/違反報告)
オタク - 少し読みづらいので、キャラがしゃべる前にキャラの名前入れたらどうでしょう? (2017年12月14日 3時) (レス) id: 7bc9a154f5 (このIDを非表示/違反報告)
カナタ(プロフ) - 鈴屋さん» Google先生に聞いてきました!女の子が戦うなんて私好み過ぎまする…また読んでみます!有難うございます! (2017年7月7日 1時) (レス) id: b3669d4d8c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:カナタ | 作成日時:2016年12月31日 14時