その2 ページ30
『…この手であんな繊細なものを作るのか…』
サ「…似合わねぇか？」
不安そうなサッチに、ランカは鼻で笑いながら手を離す
『下らん』
サ「はぁっ？」
『そんな他人がいいそうな評価など下らんと言っている。お前が作れるというのが事実でそれが美味いのが真実だ。やりたいようにやれば良いだろう。なんたって君達は…海賊、だろう？』
挑戦的に笑うランカにサッチは息を飲んだ
『…さて、そろそろ寝るとするか…ご馳走様』
コップを片付けると出口へと向かうランカ
『あぁ、明日から早速始めるとする。デザート忘れるなよ？俺は甘党でね』
ニコリ、微笑むランカにサッチは胸をキュッと抑えたー
〜次の日〜
カイトに起こされて食堂へ向かうランカ
席に座るとサッチが朝食を持ってきてくれる
はしにはヨーグルトが添えられていた
『おはよう、サッチ』
サ「おっ、おはようさん」
サッチは恥ずかしいのかすぐに去っていく
ランカはそれを食べる
『…美味しい…』
エ「ん〜？…うぉ！俺ももーらお、サッチ〜」
ランカが美味しそうに食べるからか
皆もいつもより早く朝食を食べ始めていたのだった
食事を終えたランカは、食器をサッチの元へ持っていく
『サッチ』
サ「んぁ？…ど、どーだった？」
ランカはグイッ！と襟首を掴んで引っ張ると耳元へ口を寄せる
『最高だ…美味しかったよ、有難う』
チュッ…という軽いリップ音と共にランカが離れる
耳にキスされたと気づいたのはランカが去った後だった
サッチは真っ赤になりながらも
何かが落ちる音を確かに聞いた気がしたー
フランスパンコックは美形新人に心掴まれる
(胃袋ゲットどころの話じゃない！)
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れんこん(プロフ) - なんでこんな良い作品に出会えなかったのか苦悩するばかりです！！どのキャラも最高ですし、主人公がもうどストライクです！最新話まで頑張って読みます！！！更新頑張ってくださいいい！ (2019年9月23日 17時) (
レス) id: 14f134c39b (このIDを非表示/違反報告)
滅月(プロフ) - …なんだかキルラキルの皐月様みたいだなぁ… (2019年5月29日 17時) (レス) id: 0b47fc3e16 (このIDを非表示/違反報告)
カナタ(プロフ) - オタクさん» コメントありがとうございます！返信が遅くなり申し訳ございません。そしてご指摘ありがとうございます！話の途中からは「」の前にキャラの名前の頭文字を入れるようにしております！これからもどうぞよろしくお願いします！ (2018年7月10日 14時) (レス) id: fb7eb0f65b (このIDを非表示/違反報告)
オタク - 少し読みづらいので、キャラがしゃべる前にキャラの名前入れたらどうでしょう？ (2017年12月14日 3時) (レス) id: 7bc9a154f5 (このIDを非表示/違反報告)
カナタ(プロフ) - 鈴屋さん» Google先生に聞いてきました！女の子が戦うなんて私好み過ぎまする…また読んでみます！有難うございます！ (2017年7月7日 1時) (レス) id: b3669d4d8c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カナタ
| 作成日時：2016年12月31日 14時
