09 ページ9
(望side)
.
.
先生「じゃぁー、どれがいいのか考えとくように。」
新しい生活にもようやく慣れてきたころ委員会・係決めをすることになった
正直めんどいし、できればなにもやりたくはない
事前に決まった学級委員が担任からバトンタッチをして係を決めていく
ぼーっと外を眺めとればどこかのクラスが体育をやっとる
一年生はまだちゃんとした授業が始まってないから先輩たちのはず
もしかしたらおるかもしれれん
"重岡先輩"
…あ、おった、
サッカー好きなんかな?
見たことないぐらいで笑顔で走り回っとる
かわええなぁ
青「望ー?」
桃『わっ、どないしたん?』
青「ずっと呼んでたんやけど…」
桃『ごめん、気づかへんかったわ。
んで、どないしたん?』
青「…体育祭実行委員って楽らしいで」
桃『はぁ?』
名前からして楽ではないやろ、絶対
中学の時も同じような名前の委員会あったけどみんな大変そうやったで??
青「やーかーら、1番楽で担当の先生も桐山やし。」
桃『それは多分楽やわ、笑』
体育科の桐山先生は力士みたいなおもろい先生
なにより、生徒思いでほんまに優しいと全校生徒から厚い信頼をよせられてるらしい(濱ちゃん談)
仏のような濱ちゃんが言うんやからほんまのことやと信じとる
「次ー、体育祭実行委員やる人ー?」
あたりを見回しても誰も手をあげる人はおらん
青「ほら、望。」
そう背中を押されて手を挙げた
その時の流星が右の口角を上げて笑っとったなんて俺はまだ気づいてなかった
426人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズWEST」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ふぉん | 作成日時:2021年5月1日 21時