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(望side)
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体育祭が迫っていた5月後半最近はお昼すら委員会メンバーと過ごすことが多くなってきている
やけど残念なことに基本的にこの委員会、学年ごとに活動することが多くて先輩の隣に座れたのは最初の一回だけ
桃『…。』
緑「のんちゃん?」
桃『あ、ごめんなんやったっけ?』
緑「もう、ちゃんと聞いといてや」
なんて呆れながらもう一回説明してくれるのは俺たち1年の体育祭実行委員長の神ちゃんこと神山智洋くん
白くてもちもちでかわええ
身長やって小さいし、笑
あ、重岡先輩ももちろんかわええけどなんかまた違うかわいさあるんよなぁ
緑「もぉ、ちゃんと聞いとる?のんちゃん」
桃『聞いとるって』
優しく俺の頬をつねる神ちゃん
きっとこっちを睨んでるつもりなんやろうけど俺より小さいからただの上目遣いしとるだけなんやけど
桃『かわえ、』
わしゃわしゃ髪をなでたら怒られてもうたけど素敵な仲間のおかげでなんとか委員会頑張れてとる
神ちゃんのおかげで話し合いもスムーズに決まって帰ろうと立ち上がった時
ぎゅっと裾が掴まれたような気がして振り向いた
桃『え?』
赤「…一緒に帰らへん?」
桃『え、ぜひ!!!』
重岡先輩に誘われてルンルン気分で歩く通学路
朝一緒に登校するのは日常茶飯事になってきたけど帰りは流星と帰ることが多いしなにより、2人っきりなのは初めて
改めて2人っきりやと意識してしまえば体温が上がって心臓が口から飛び出してきそう
何か話さへんと!って焦れば焦るだけおもろいお話を見つけることができひん
赤「…なぁ、なんで体実になったん」
桃『え?あ、流星に勧められて』
赤「ふーん。そうなんや」
桃『あの、先輩は?』
赤「…好きやねん、」
桃『え?』
赤「好きやねん、体育祭」
あ、体育祭!!!
考えればわかるんやけどなんて言うかそんなに顔真っ赤にして言われるとくるものがあるというか…
でも
桃『最高の体育祭にしましょうね!』
先輩にそう微笑んだらさらに顔が赤くなったような気がしたのは俺の気のせいやろうか
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作者名:ふぉん | 作成日時:2021年5月1日 21時