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122佐久間side ページ41

深「でっかい依頼が入ったぞ!」


佐「っわ」



突然のことにビクッと肩が跳ねる。
ふっかは大きな依頼が来ると決まって叫ぶ。これがまた煩くて何度聞いても慣れないんだ。

でも依頼がきて嬉しい気持ちは同じ。



佐「なんの依頼?」


深「今回は裏の方だね。」


佐「裏?」



裏、とは何だろうか。



深「そっか、佐久間は初めてだっけ?」


佐「うん」



俺が仕事を始めたのは、晴れて今日。


最後一人だったふっかが認めてくれたおかげで、まだ見習いという立場だが仕事が出来ている。


何でも屋は依頼によって対応がさまざまだから細かいマニュアルは無く、まだ基本的なことしか教わっていない。



深「裏って言うのは普通の依頼じゃ無くて、佐久間が住んでた世界からの依頼。

佐久間を捕まえた時の依頼主も裏の人。まあすっぽかしたから今頃カンカンだろうけどねえ。ってそれはいっか!」


佐「なるほど…?」


深「汚いことはしないよ?俺そういうの嫌いだから。
てことで今回の依頼は何でしょうか?阿部くんどうぞ!」



チクタクという効果音を着けて問題の答えをまつふっか。

急に振られた阿部ちゃんはぶつぶつと呟きながら考えているようだった。



阿「最近密売が多くなってるから、それ関連かな?」


深「正解!ピンポンピンポーン」



密売って銃とか薬とか?それを裏の人が止めて何のメリットがあるんだろうか。



佐「ねえ、」


深「あ、余計な詮索はしない方がいいよ。危なければ阿部が直ぐに嗅ぎつけるだろうから、佐久間は指示された通りに動けば良いの。」


佐「分かった」


深「これも一種の人助けだからね〜」


佐「ん」

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作者名: | 作成日時:2020年9月21日 18時

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