121佐久間side ページ40
岩「ちょっとふっか!珈琲飲むならコースターひいて!この前もそれで溢しただろ」
深「はいはい」
岩「早く」
深「俺は忙しいの!依頼たくさん入ってるんだから!」
岩「みんな忙しいわ!」
深「そお?あ、ほら康二とか手空いてるよ。康二にやってもらってよ。」
岩「お前が飲むのになんで康二がやるんだよ」
この二人は相変わらずだね。
とまあ、みんな無理をしないで、のんびり、楽しく仕事をしている。特にふっかは、口では「忙しい」と言いながらも依頼が入るたびに嬉しそうにしているんだ。
こんな世界、知らなかった。
ドロドロに汚れた世界で生きてきて、それが当たり前だったから。
人のために良いことを「何でもやる」なんて仕事知らなかった。
今まで仕えてきた何人ものボスは俺はモノとしか見てなかった。仲間なんて勿論居なかった。
ただただ、ボスに従って、ボスは正しいんだと信じていくつもの組織を回ってきたんだ。
ここは、知るはずが無かった世界。
そう、俺が此処にいるのはつい数日前、
急にふっかから「佐久間はうちで働いて貰うから。」と、言われた。
つまり、何でも屋への加入を認めて貰えたのだ。
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作者名:霜 | 作成日時:2020年9月21日 18時