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102ラウールside ページ21





カタン、という定規が落ちた音で俺の集中は途絶えた。

ふわーと欠伸をして、ずっと同じ体制だった体をゆっくり動かす。

勉強ってなんだかあまり好きにはなれないけど、やり始めるとなんだかんだ集中しちゃうんだよね。


少し休憩しようと、机に突っ伏す。そんな俺の耳にピロンという通知音が舞い込んできた。

メールかな。誰だろう。



ラ「…って、蒼くんだ!」



少し前に依頼をしてくれた蒼くん。少し大人しめの子で、でもとても優しそうな子。


もしかしてまた会おう、とか?


そんな淡い期待を胸に開くと…



ラ「本当にそうだった!え、嬉しい!」



近いうちに会えないかな?空いてる日ある?


画面には間違いなく、そう表示されていた。喜びのあまり直ぐに、『いつでも大丈夫!』と返信した。


すると蒼くんからも直ぐ返事が返ってきた。


ちょっとした雑談も交えながら、最終的に会うことになっのは明後日。



ラ「楽しみだなあ。」

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作者名: | 作成日時:2020年9月21日 18時

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