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84阿部side ページ3





照が帰ってきてから10分ほどして皆んなも帰って来た。



阿「お帰り。ラウ、心配かけたみたいでごめんね」


ラ「ただいま!どうして返事無かったの?」


阿「なんでもないよ、大丈夫だから」


ラ「そう。なら良かった。岩本くんありがとうね!」


岩「うん」



ラウは本当に心配していたみたいで俺の姿を見るなり笑顔になった。



深「あれ、皆んな揃ってんじゃん。ラウー、パンケーキ美味しかった?」



騒がしい声が聞こえたのか、ふっかも出てきた。



ラ「美味しかったよ!また行きたいな〜!」


深「そっかそっか。また連れて行って貰いな。舘さん、翔太ありがとう」


渡「めちゃくちゃ美味かったよ」


宮「俺らも楽しかったし」


深「良かったな。」


ラ「ふっかさんも今度一緒に出かけようね!」


深「ん。」


阿「じゃあ、俺部屋戻ってるね」



ラウのお仕事のことも気がかりだけど、俺自身が不安定だから先にそっちを片付けよう。

そんな参謀らしい作戦の立て方をする自分、ちょっと嫌だな。



阿「佐久間、一緒に来てくれる?」


佐「え、俺?」



唐突に呼んだからか少し戸惑う佐久間。



阿「うん。ちょっと話ししたいなって」


佐「…分かった」



けど直ぐに承諾してくれた。



佐久間を俺の部屋に連れてきて座椅子に座らせる。


俺の部屋はとてもシンプルなデザインで、過ごしやすさと使いやすさを考えた空間。

電子機器や書物は誰の部屋よりも充実してるよ。

生活感が無いとは言われた事あるけど。



佐「前来た時も思ったけど、阿部らしい部屋だね。頭良さそう笑」


阿「そう?」


佐「なんか安心する」


阿「そっか。あ、オレンジジュースいる?貰い物で冷えてないけど」


佐「貰う!俺お茶とか駄目だから嬉しい!」



何だそれ、可愛いな笑。苦いからかな?



阿「お茶系は全部無理なの?」


佐「そう。コーヒーも無理だけどお水そのまま飲むのも苦手。」


阿「なんかそんな感じする。

でね、話なんだけど。」

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作者名: | 作成日時:2020年9月21日 18時

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