検索窓
今日:7 hit、昨日:3 hit、合計:5,949 hit

ページ6








今日は三谷の授業はなく特別クラスの授業だけだった。


特別クラスはつい最近に立ち上がった制度で
成績がバラついている生徒の中で優秀な人がその人にあった勉強をする編成クラス。
まだ実験的ではあるから週一に増えただけ。



階段で登った三階の端にある教室なんだ。

そこは元々教室達が使う仮眠室でもあったから他の教室とは離れていて大きな声を出してもバレない、というか聞こえない。


………とはいっても騒ぎすぎじゃないですか。雑誌を開いてあーでもないこーでもない騒ぐ若武を見る。



上杉「うるっせ。静かにしろよ。」

自分の席についていた上杉まで若武の近くに行く。



黒木「まあまあ、多少騒いでもバレないさ。それよりさ、何見てんの。」


『若武の好みの女のコ。』


若武「そうだぞ。人生最大の壁かもしれん。」



上杉小塚「「は?」」

上杉と小塚が見事に同じことを行った時教室のドアノブがカシャッと開いた。




黒木「来たぞ!」


若武「隠せっ!!」


その間1秒にも満たず一瞬で何枚もあった雑誌をバッグの中に押し込む。



それに釣られて僕達もあわてて席につく………ところで動きが止まった。


それは今入ってきた人が今日若武とぶつかりそうになった女のコだったから。。。



皆がじぃとその子を見てるなか平然としているのは今日いなかった小塚。不思議そうに見比べている。



こんな偶然有り得るんだ……
僕達が驚くのは勿論、その子も驚くわけで。



驚くというか…………???
ああ若武にポストって言われたからか。
だから少し怒り気味なのか
なら黒木にナンパされたのもその理由かな。






空気の読めない先生は僕達の紹介を始める。



先生「端から上杉和典。クラスは三谷Cでみんなからは[数の上杉]って呼ばれている。


先生「隣は黒木貴和。クラスは三谷B。欠席が多くてなかなかCに行けないとこだ。実力は認められてんだけどさ。」




黒木がふっと笑う。



先生「次は小塚和彦。クラスは三谷C。[シャリの小塚]だ。」



小塚「シャリは社会と理科のことを三谷ではそういうんだ。」


小塚が優しく説明する。

5→←3  designer baby



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.4/10 (16 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
14人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:無名てゃ | 作成日時:2020年7月29日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。