それが私の覚悟！！ ページ36
『嘘ついてボコボコにされるならそれくらいの事は答えるよ。勿論、知ってる。井上さんっていう人に私の友達の京子ちゃんが攫われそうになったところを助けたら私も捕まって、そしたらあの2人が助けに来てくれたの。…石橋と吉村って言うのは偽名だよ。』
そう言い切ったAの目をじっと見て、智司は納得したようだ。
片「…お前の状況は分かった。…お前は悪くないのなら手は出さない。…だが道理で見つからねぇわけだ。そいつらとつるんでんなら、本名と何処にいるか教えてくれるよな？」
そして、その言葉を待っていたかのように食い気味でAはそれを跳ね返した。
『ボコボコにされるならそれくらいの事は答えるって言ったけど、あの二人はまた別だよ。』
片「…何？」
『二人が今どこで何をしてるのかは分からない。今日一緒に帰ったけど、見ての通り私は1度帰ってから家を出たもんだから、どこにいるかは分からない。…電話番号持ってるから、呼び出すことは出来るけど……』
そう言ってAはジャンパーのポケットから携帯電話を出す。
片「ほう…？筋が通った話が出来るのは助かる。掛けろ。」
『…でも、あの二人は別だって…言ったよね。』
その瞬間Aは携帯を持った手を思いっきり振りかぶって地面に叩きつけた。
そしてすぐさま携帯を踏み潰してバラバラにしてしまう。
相「…お、まえ…、、」
片「……何のつもりだ。」
相良は驚愕を顔に浮かべ、智司は落ち着いた様子でAを睨みつけた。
『…二人がまた私のせいで怪我するところを見るくらいなら、ボコボコにされるくらい…どうってことないんだよ？』
その顔は、とても清々しくて、晴れやかな表情だった。その笑ったままの顔に気圧されて他の下っ端達は動けなかった。
片「…俺は女でも容赦しねぇって相良から聞いてねぇのか？」
『聞いたよ。そして、義理堅い人だってことも。』
片「っ…」
智史は、その時初めて心から驚いた表情を見せた。
相「…A…。」
『そしてそれは私も同じ。片桐くんが話の通らない人だとは思えない。だから私から言いに来たんだ。……身を呈して私を守ってくれようとする人を、同じように守って何が悪いの？当たり前の事だよ。』
男「何言ってんだこの女？」
男「正気とは思えねぇよ…！」
片「お前ら黙れ！！…………それが、お前の答えなんだな？」
『うん、そうだよ。』
そして、緊迫した一瞬が流れた…。
それは永遠のようにも感じられた。
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麻衣(プロフ) - 相良落ちはけっこうあるので三橋か伊藤落ちがいいです！ (2021年6月12日 14時) (
レス) id: d944f1cd48 (このIDを非表示/違反報告)
KYamasita0409(プロフ) - この小説めっちゃ好きです！どうやったらこんなおもろい小説書けるんやろwwあと個人的な意見にはなりますが、オチは相良くんを期待してます！「極悪非道」って言うのが大好きなのと、何より相良くんにどハマり中なものでww (2019年1月10日 21時) (レス) id: 0e985037ed (このIDを非表示/違反報告)
うまる - かんてぃー@奈ノ花さん» はい、それは紛れもなく私ですね(笑)よくリクエストとかするんですよね〜！今日俺好きなんですよ！私も小説書きたいけど色々と事情があって無理なんですよ。なので夢小説をみてキュンキュンしております！ (2018年12月30日 9時) (レス) id: 6aae8bb512 (このIDを非表示/違反報告)
ペコ公 - ねぇ、マジなんなの？なんでこんな最高の作品作れんの？え、逆にイラつくこんな最高の作品作れんのマジパネェ (2018年12月24日 2時) (レス) id: 9ac018ca13 (このIDを非表示/違反報告)
ここ - リクエストで、同じく伊藤くんのS！お願いします♪ (2018年12月23日 16時) (レス) id: c482da3ecf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：メリ助 | 作成日時：2018年12月5日 3時
