検索窓
今日:26 hit、昨日:9 hit、合計:259,138 hit

19:意外と ページ19

なんてことを考えていたら京本がコーヒーを手に戻って来た。


ほら、と手渡されたのはカフェオレ。

なんだかんだで私の話ちゃんと聞いてくれてるんだよな、京本って。

カフェオレを飲みながらふふって笑ったら「キモい」って言われたから、やっぱり前言撤回。




「ほいほい男についてくのやめなよ」

「だから別にほいほいついてったわけじゃ、!」



語弊があり過ぎるよ、京本。
前のデスクの阿部くんの目が泳いでるじゃん。



「お前、意外とかわいいんだからさ、」

「…は?」




かわいい。カワイイ?





「え、京本、私のことそういう目で、?え、?」

「ちげぇーよ!それなりに、だからな!!一応女なんだから気をつけろよってことだから!」



自惚れんなバーカ、まで言われましたけど。私。なんか腹立つな。

っていうか、自惚れてないし。京本がそう言ったんじゃん。



いや、っていうかそもそもそんな取り乱さなくでよくない?そんな慌てて否定されるとなんかちょっと傷つくんですけど。





「京本、A、仕事しろー」


ごほんって咳払いをした部長が堪らず声を上げる。
すいませーんって2人で謝ると、阿部くんがふふって笑う。




「阿部くんに笑われた…もう生きていけない」

「大丈夫、阿部くんの眼中にAは一切ないから」

「多少はありますぅーねぇ阿部くん?」

「…俺を巻き込まないでもらっていいですか?」



そんな私たちにまた部長がひとつ咳払い。しかもさっきよりだいぶデカめなやつ。

いい加減にしろって視線もおまけに向けられたので、そろそろちゃんと仕事しなければ。



京本からもらったカフェオレを一口飲むと、よし、と小さく気合を入れた。




.

20:意味わかんない→←18:のこのこ



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (258 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
944人がお気に入り
設定タグ:松村北斗,京本大我 , 田中樹 , SixTONES   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:もえぎ | 作成日時:2021年9月15日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。