紳士的 ページ34
食堂に姿を現す二人。
そんな二人に気づいたつくしがタッタッと駆け寄ってきた。
A(げ、これはまずい……)
つくし「あれれれ〜?Aちゃん、朝からアツアツだね!」
A(やっぱ来たか……!)
こう言う事はすぐに食い付いてくるつくし。
どういう関係なの!?と、予測どうりつっかかってくる彼女に、Aは耳のつけねまで赤く染める。
A「べ、別にそんな関係じゃないですから!」
つくし「えー?本当に?」
A「本当です!さ、吹雪さん、練習に間に合わなくなるので早く行きましょう!」
と先輩である吹雪の背中をぐいぐいと押してレーンに並びに行く二人。
すると運が良いのか悪いのか、二人の前には野坂と西蔭が並んでいた。
昨日の事もあり、なるべく避けたいと思っていたが、バチっと視線が絡んでしまった。
野坂「おはよう」
A「え、ああ、おはよう」
普段どうりにやんわりとした感じで少し呆気にとられたが、さほど気にしてなかったようで安堵した。
野坂「ねぇ「水瀬さん」…!」
野坂の発言は吹雪により遮られ、Aの意識は吹雪に持っていかれた。
A「はい?」
吹雪「水瀬さんの分のおぼんとプレート取ってきたよ」
はい、とAに両手でプレートの乗ったおぼんを手渡す吹雪。
A「あ、ありがとうございます!」
なんて紳士的なのだろうか。
流石雪原のプリンスだ。
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作者名:きなこ x他1人 | 作成日時:2019年2月10日 0時