口内を這う何か★ ページ23
何をされたか気づいた時にはもう遅かった。
柔らかいく温かい物が、Aの唇に押し当てられている。
そして視界一杯に広がる、目を瞑った悠馬の顔。
認めざる終えない現実。
A「んっ!!んん…!」
Aは不機嫌そうな顔でどんどんと野坂の胸板を叩く。
それに反応した野坂。
野坂「こんなキスじゃ、物足りないかな」
A「えっ……んっ!?」
唇を離してくれたかと思えば今度は私の口の中を生暖かくぬるりとした物が動き回る。
A「あっ……やっ…ん//」
A(やっ……何これっ…!)
野坂「……」
甘い声を出すAとは逆に黙って舌を絡めるのに集中する野坂。
静かな部屋に、クチュリと舌が絡み合う音とピチャとなんともいやらしい水音が部屋に良く響く。
顔をそらそうとすれば、野坂は逃がさまいとくいっとAの顎をつかんでは固定させる。
A「あっ//やぁ……///」
自分もこの音を出していると言う恥ずかしさと、知らない感覚に襲われて顔を真っ赤に染め上げているA。
A(凄く………くらくらする…)
うまく思考が働かない
Aは嫌気が差した。
このキスが、
凄く、気持ちいいなんて
思ってしまっている自分に。
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作者名:きなこ x他1人 | 作成日時:2019年2月10日 0時