好きな人 ページ2
A「はぁ…かっこいいなぁ」
なんて呟きながら私は今日もいつものように彼、吹雪士郎をみつめる。
そう。私の好きな人。
きっかけは合宿所でのことだった。
ーーーー
A「まずいまずい完全に寝坊した!!今日は朝食づくり手伝う日なのに!!!」
今日はマネージャー達の朝食づくりを手伝う日。
だけど私はまさかの大遅刻し、朝から猛ダッシュで食堂へむかった。
すると階段で足をおもいっきり滑らせてしまった。
A「きゃっ…………!」
私はもう痛みを待つことにしてギュッと目をつむった次の瞬間。
腕をぐいっと後ろに引かれ頬には温かく、ごつごつとした固い感覚。
ゆっくり目をあけると、視界いっぱいにひろがったのは見慣れたイナズマジャパンのジャージ。
徐々に視線を上へ上へとたどって行くとなんとそこにはドアップで吹雪さんの整った顔が視界いっぱいにひろがった。
吹雪「水瀬さん。大丈夫?」
そういって吹雪君はやんわりと微笑んだ。
その笑顔に胸が鳴り、頬が暑くなるのが分かった。
A「え、あ…はい!ありがとうございます!」
そういって私は吹雪さんの胸板を押しのけようとした。
…………ん?
胸板………………
胸板…………………………?!?!
て、ことはまさか。
そのまさかだ。
私は今、あの吹雪さんの腕の中に。
…………………腕の中に?!?!
A「わっ!ご、ごめんなさい!!気づかなくって!!へ、変態だとか、そんなつもりじゃなくて!えっと……!」
吹雪「ううん。僕がいきなりひっぱっちゃったから。それより、水瀬さんって面白いね。」
吹雪君はそういって一般的なよくいる男子のように「うわ変態!」と煽る所が謝ってきて、クスクスと笑っている。
その優しさに私は再び心臓がドキンと音をたてた。
なんて優しいんだろう。
気づけば自然と目でおっていたりした。
初めて彼を見た時は少し気になるな…程度だったけど、この出来事から私は吹雪さんに恋をしたんだと確信した。
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そんなことを思い出しながら自分でもわかるほどニヤついてしまっていた。
おさえられない程、頬が緩んでしまう。
?「何ニヤついてるの?」
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作者名:きなこ x他1人 | 作成日時:2019年2月10日 0時