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まだ生活感を感じられない広い部屋。
とりあえず実家から持ってきた家具で隙間を埋めていく。
カーペット、ベッドのカバー、カーテン、クッション。
あらゆるものがすべて緑。
身の回りのものをすべて緑で統一するようになったのは、もちろん彼の存在が私にとって大きいから。
大好きな緑に囲まれる部屋は、思っていたよりも悪くは無い。
隙間が埋まっていくにつれて、一人暮らしという実感が湧いてきた。
そして、部屋の整理が進み、机の上に神山くんの写真を飾る。
写真立ての中で微笑む彼は、やっぱりかっこいい。
部屋の整理まで終わらせて一息つくと、
「……今日から、よろしくお願いします」
誰からも返事が来ないことなんて分かっているけど、今日からお世話になるこの部屋に呟いた。
私の声が、虚しく響く。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
部屋の整理が終わったら、今度はこれから何かとお世話になるであろうお隣さんのところへご挨拶に出向く。
あらかじめ用意していた菓子折りを持って、隣の部屋のインターホンを押した。
なんだか、少し緊張。
ドキドキ、と心臓が音を立てた。
『はい』
「あっ、あの、本日から隣に越してきました、杉山という者、ですが、ご挨拶に伺いました」
思ったよりも緊張していた私は想像以上に噛み噛みでそう伝えると、“いま開けます”と返ってきた。
声からして、男性であることが分かる。
そしてドアが開いた。
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Miyu - こちらの作品読ませていただきました!!とてもとても面白くて本当に素晴らし作品だと思いました!!出来れば続編が見たいです!!お願いします!!!! (2017年8月4日 1時) (
レス) id: 099bfa011a (このIDを非表示/違反報告)
ミユ - このような素晴らしい作品を作ってくださりありがとうございます!! めちゃくちゃドキドキしました！ 続編みたいです!! (2017年3月11日 23時) (レス) id: 76c9e46811 (このIDを非表示/違反報告)
夏鈴(プロフ) - このお話すごく好きです！続編みたいです！ (2016年5月23日 19時) (レス) id: 15376b9e02 (このIDを非表示/違反報告)
もんち。 - 初めまして!!完結おめでとうございます!!続編みてみたいです…!!神ちゃん大好きすぎてヤバいです(＞∀＜。) (2016年2月18日 21時) (レス) id: 07b3b73113 (このIDを非表示/違反報告)
かろてん - 感情移入しすぎて面白くてきゅんきゅんして一気読みしました！！久しぶりに素敵な作品に出会えた気がします。 (2016年2月18日 18時) (レス) id: 1b3b63028e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れみ
| 作成日時：2016年2月5日 1時
