彼と過ごした一週間【銀魂】

番外編.真選組でのとある一日(後編) ページ9

「暇ならどっか行きやせんか？車だしますぜィ。」


原田さんのことなど気にも留めず、あっけらかんとした様子で話す。この男、サボる気である。


「車？それってパトカーですよね…？というか多分そろそろ…」


ドタドタと聞こえる足音に、げ、と顔をしかめる沖田さん。その足音の正体はもちろん副長で。


「おい、総悟！帰ってきたんなら書類手伝え。」


「俺ァもう見回りという立派な仕事をしてきたんでィ。休ませてくだせぇ。」


「お前もうどんだけサボってると思ってんだ！今日こそは逃がさねぇ！」


と、鞘から刀を抜き、逃げる沖田さんを追いかける副長。
いや、真剣とか、いくらなんでも本気すぎだろ。屯所が崩れるわ。
そんなことを思いながら巻き込まれないようにそそくさと部屋へと戻る。


結局、2人の追いかけっこは夕方まで続き、その間に私は書類を片付けてしまったのである。


…あ、局長の回収忘れてた。




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真選組での霧生の様子がわかるように番外編を挟ませていただきました。

この話では出していませんが、霧生が毒舌というのは一応真選組では公認です。

霧生の毒舌が公認になった話も後日書きたいと思います。

そして、早くも100hit越え&お気に入り登録ありがとうございます。

これからもよろしくお願いします。

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