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ーー
私は、
死にたくなかった
死にたくなかったし、あいつらのことが大好きな自分を、
殺したく、なかった
だから、殴られても、罵られても耐えて耐えた。
けど、眠りから目が覚めた私を歓迎したのは
ベットに散らばる犬1匹分の、私の髪の毛だった。
ハッとして、自分の髪を触ろうとする。が
そこに私の髪の毛はなかった。
鏡で何度も確認したけれど、私の背中まであった髪は
ショートカット並みに短くなった。
皆が、褒めてくれたから。
綺麗だねって言ったくれたから
私は、髪の手入れだけは欠かさなかった
その事実は日々、絶望の中で生きてきた私に、
さらなる絶望で窒息させた。
けれど、私の心に重く傷をつけたのは、これでは無いのだ。
この後の、みんなの反応なのだ。
私は泣いて怒った。ここまで感情を露わにするのは初めてだった。
怒る、というよりも、虚しくて、悲しくて、殺意も湧いて、どうしようもない感情だった。
けれどそれを
笑われた。
しつこい、なんて冷たい目で見放された。
煩いなんて言葉が
酷く耳に残った。
絶望で溺れかけていたところに、人が現れたと思って
助けを求めたら、頭をぐっと捕まれ、絶望に埋められて
殺 さ れ た
そんな感覚に近かった
ここで、ガッシャーンと、音を立てて何かが崩れ落ちた。
それはそれは、全身に痺れるような振動も同時に来た。
ガッシャーンという音はとてもでかく、耳に残るはずなのに
私の耳には彼等の言葉だけが木霊していた。
ここからだ。
私が何も感じなくなってしまったのは。
私は、気づけば医務室の方へと足を運んでいた。
それは、慰めてもらうため、なんてもんじゃなく
前々から調べていた違 法キノコを貰うためだった。
ペ神は優しい。だから
死んでしまう、なんて単語を発せばくれるのはわかっていた。
弱みに、漬け込んだ。
けど罪悪感なんてものは喜怒哀楽と共にどこかへ捨ててしまった
そこからは毎日薬漬け。
元々ボロボロだった体はさらにボロボロになったけれど
何も感じないおかげで辛くないし
副作用は多少あるけどすぐ慣れた。
それに、
何も感じなくても、笑えるようになった。
必要最低限の感情が湧き出てくるのはこの時だけだった
嘘まみれになった。
その証拠にちゃんと、パン屋さんら騙せてたんやもん。
私はクズやで？
アイツらと、一緒なんや。
なぁ、どこで間違えたんやろなぁ？
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白米の無い弁当 - え…ナニコノ神作品…え？夢主ちゃんの心が壊れてしまったような表現、もう他人としてwrwrdと関わろうとしてたりする表現がガチですごすぎる…早く続編出らへんかな (5月27日 1時) (
レス) id: b86b104ca2 (このIDを非表示/違反報告)
烏丸 - 無能パロのテンプレっぽさが全くなくて、夢主ちゃんのもう手遅れだって言う感じの絶望感とか、ものすごい心に響く作品でした…応援してます！！！ (2023年4月13日 19時) (レス) @page45 id: 144a6ab78e (このIDを非表示/違反報告)
稀鈴 - まじで泣いておりました🥹 (2023年1月30日 18時) (レス) @page43 id: 9135c42b7c (このIDを非表示/違反報告)
稀鈴 - こんばんはです！無能パロはやっぱり最高ですね！！ (2023年1月30日 18時) (レス) @page43 id: 9135c42b7c (このIDを非表示/違反報告)
ぽわ(プロフ) - むみさん» わぁぁあぁ！！ありがとうございます(；；)!!!!割と現実よりの辛めのお話なんですが分かっていただけてめちゃめちゃ嬉しいです…😭!!!!そのお言葉一つで頑張れます！ありがとうございます!!!! (2022年10月19日 3時) (レス) id: 4c9d995662 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽわ | 作成日時：2022年7月5日 3時
