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os 「連れ戻すため、でしょ？」
ふと、皆が目をそらす
…あぁ、そうか。みんなそのつもりなんや。
神に認められた目を持つ
謝りたい。言うのは建前かぁ…
別に建前でも建前やなくてもどうでもええんやけどさぁ
もう一度
帰ってきて欲しい、なんて目で見つめられるけど
私、従うつもりあらへんし、
もう二度とハイル・グルッペンなんて言わへんで？
『…記憶消したいんなら消す薬私に打ち込んでください。』
『それとも仕事が追いつかないっすか？なら今からでも足を縛り付けますか？』
『…それか』
『不都合やし、私を殺しますか？』
降参です。と言わんばかりに両手を上げてにっこり笑って
くるりと総統ｻﾏの方へ振り返り
『死ぬ覚悟もできてますし、ご自由にどーぞ』
そう告げれば総統ｻﾏも、幹部ｻﾏも
酷く苦い木の実でも噛み潰したような顔をして、
下を向き、固まってしまった。
『うーん…黙られても困るんスけど…』
そう笑って少し思う。
あれ、
なんでいま、するっと、ハイルグルッペンって、
出てきて…
すると急接近してくる気配とドタドタと走る音。
よく聞いた。ハァハァと息の切れる声。
sn 「…A…ぢゃ…よが、よがっだ…」
ぎゅぅぅぅっと強く抱きしめられる。
…懐かしい匂い。
sn 「じんぱ…した…よがった、ぼんどに、いぎででぐれて…ありがとう…」
強く強く抱きしめられて苦しくて
『くる、くるしい…』
そう言えば
sn 「う…だって…」
と泣きっ面で顔を真正面に置く。
顔なんぞよく思い出せないはずなのに。
げっそりと痩せていることは察せた。
sn 「で、もなんで今、ここに？」
そう嬉しそうな泣き声で私に問う
『いや、…連れ戻されたって…感じっす…』
そう素直に言えば
sn 「…は？何してんの」
と冷たい声が室内に響いた。
sn 「…てか怪我してるじゃん。医務室行くよ。」
「…あとお前らには話があるから待っとけ」
そう告げ私の手を引いた。
その手は、心做しか昔よりもずっと弱く見えた
ー
sn 「…ほんと、ごめんね」
『いや、
sn 「…うん。とりあえず、久しぶり…いや、はじめまして…は嫌だ…なぁ｣
『…うーん？』
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白米の無い弁当 - え…ナニコノ神作品…え？夢主ちゃんの心が壊れてしまったような表現、もう他人としてwrwrdと関わろうとしてたりする表現がガチですごすぎる…早く続編出らへんかな (5月27日 1時) (
レス) id: b86b104ca2 (このIDを非表示/違反報告)
烏丸 - 無能パロのテンプレっぽさが全くなくて、夢主ちゃんのもう手遅れだって言う感じの絶望感とか、ものすごい心に響く作品でした…応援してます！！！ (2023年4月13日 19時) (レス) @page45 id: 144a6ab78e (このIDを非表示/違反報告)
稀鈴 - まじで泣いておりました🥹 (2023年1月30日 18時) (レス) @page43 id: 9135c42b7c (このIDを非表示/違反報告)
稀鈴 - こんばんはです！無能パロはやっぱり最高ですね！！ (2023年1月30日 18時) (レス) @page43 id: 9135c42b7c (このIDを非表示/違反報告)
ぽわ(プロフ) - むみさん» わぁぁあぁ！！ありがとうございます(；；)!!!!割と現実よりの辛めのお話なんですが分かっていただけてめちゃめちゃ嬉しいです…😭!!!!そのお言葉一つで頑張れます！ありがとうございます!!!! (2022年10月19日 3時) (レス) id: 4c9d995662 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽわ | 作成日時：2022年7月5日 3時
