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ut side
久々に見た彼女は
最後に見た彼女と何ら変わって居なかった。
あれだけ年月がたっても、美しいまま。
けれど、随分と心ここに在らず。
最初に語り掛けたのはシャオちゃんやった
sho 「会える、なんて思ってなかっ…よが、いきでて、よがっ…だ。」
そう涙をポロポロと溢れさせる。
sho 「いまま、で。ほんま、ほんまごめんな、さい。」
そんなふうに謝るシャオちゃんに続き、僕らも謝罪の言葉を述べると、
3人のみ、何を言っていないことに気づいた。
それは、ゾムと、トントンと、グルちゃん。
この3人は、隣国へ行った…
そこまで思考がたどり着いた瞬間彼女の耳に言葉が飛び込んだ
『えっあの、謝らんとってください。なんで謝っとるんかも分からんですし…私あなた達のことよく覚えてないんで？』
おずおずと聞く彼女。
ピシリと空気が凍りついた。
ut 「な、何言うとん…？恨むことはあれど、忘れる事なんて、あるん…？」
『…うーん。
覚えてなくてもいいもんはあんま覚えてないんで…
それにあの事は別に気にもしてないので…そんな謝られても…』
『後、私はこちらの国の元幹部ではなく街のパン屋の店員です。
まぁもう辞めましたけど…』
そう彼女は笑った。
3人の目を見てわかった。
この気にしてないは、僕らを気遣って、とかそういうものじゃなくて。
気に止めるほど僕らに興味が無い
という意味だと。
そして彼女はもう、別人として、歩もうとしていること。
ー
Aside
おぉおぉ、久しぶりのような、久しぶりじゃないような。
気配で辛うじて分かるものの記憶があやふやすぎて名前すら怪しい。
あ、興味無いってのもあるんやけどふつーに薬の副作用な。
気配と役職、言われたことはそれなりに覚えとる
はず、だったけど、
もう、ほとんど分からへん…
記憶をかきあつめて話しとる。
だからギリ、話せるし
言われたことはフラッシュバックもときたまする。
ただ、名前と見た目は、まるで覚えてへんから。
気配で見分けるしか…
うん。これは
目の前には大きくあふれでた黄色い気配がする。
声も、こいつな気もしなくもない
泣いて縋ってくる幹部様方。
うーん、困った。
『うーん…あははぁ…それで、私はなぜここに連れてこられたんでしょうか？』
os 「え？」
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白米の無い弁当 - え…ナニコノ神作品…え？夢主ちゃんの心が壊れてしまったような表現、もう他人としてwrwrdと関わろうとしてたりする表現がガチですごすぎる…早く続編出らへんかな (5月27日 1時) (
レス) id: b86b104ca2 (このIDを非表示/違反報告)
烏丸 - 無能パロのテンプレっぽさが全くなくて、夢主ちゃんのもう手遅れだって言う感じの絶望感とか、ものすごい心に響く作品でした…応援してます！！！ (2023年4月13日 19時) (レス) @page45 id: 144a6ab78e (このIDを非表示/違反報告)
稀鈴 - まじで泣いておりました🥹 (2023年1月30日 18時) (レス) @page43 id: 9135c42b7c (このIDを非表示/違反報告)
稀鈴 - こんばんはです！無能パロはやっぱり最高ですね！！ (2023年1月30日 18時) (レス) @page43 id: 9135c42b7c (このIDを非表示/違反報告)
ぽわ(プロフ) - むみさん» わぁぁあぁ！！ありがとうございます(；；)!!!!割と現実よりの辛めのお話なんですが分かっていただけてめちゃめちゃ嬉しいです…😭!!!!そのお言葉一つで頑張れます！ありがとうございます!!!! (2022年10月19日 3時) (レス) id: 4c9d995662 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽわ | 作成日時：2022年7月5日 3時
