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お疲れ様でした、と頭を下げてくる受付嬢に軽く会釈して軽い足取りで会社を出る
ショッピ君という超有能な後輩の出現によって俺の仕事がかなり減った
shp「これ、ついでにやっておきましたよ」
そう言って渡された書類の束は全て完璧で、本当に驚いた
ぜひ俺直属の部下にしてもらいたい。まぁ無理なのだけれども…。
何はともあれ、久々の定時退社だ。
早く家に帰って、今日は俺が夕飯を作ろうか
いつも支えてもらってるんや、A孝行せんとなぁ…
夕飯のメニューを考えながら、颯爽と帰路へついた
____________________________________
ut「………あ。」
歩道橋の上
見つけたのは、昨日と同じ真っ白な少女だった
その少女は、今日は飛び降りようとはせず、手すりによりかかって夕暮れを眺めていた
いや、昨日の今日で飛び降りようとされても困るのだけれども。
「あれ、今日は早いんだね」
俺に気づいた少女がゆっくりとこちらを向く
ut「おん。…なんや、今日はここで何しとるん？」
「病院は暇だから」
また抜け出してきたのか、と言うと少女は悪びれもせずに頷く
ut「悪いけど今日は送られへんわ。急いで帰らなあかんし」
「別に送ってもらおうとか考えてないよ。ただ、ここの景色を眺めてただけ」
ut「そうか。…なら、暗くなる前に帰るんやで」
そう言って少女の横を通り過ぎる
ふわり、と女の子特有の甘い香りが鼻についた
さて、早くスーパーに寄ってAが帰ってくるまでに夕飯を作ろう
そう思った瞬間
「……ｯ、は、あっ……」
背後で苦しそうな呼吸と、硬いアスファルトに誰かが倒れる音が聞こえた
ut「…！？な、大丈夫か！？！？」
振り返ると、地面に倒れ込んで心臓を抑え苦しそうに浅い呼吸を繰り返す少女の姿が。
慌てて傍に駆け寄る
少女の顔は真っ青で、呼びかけても浅い呼吸を繰り返すままで返事がない
急いでスマホを取り出し、119番を押す
ut「すみませんっ、急いで救急車を…！！」
救急車を要請した後、どうすればいいか分からずにオロオロとしてしまう
おもむろに少女の手を握り、必死に話しかけた
ut「もう救急車来るからな、頑張るんやで！」
少女は返事をする代わりに、苦しみからか1粒の涙を流した
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リンゴ(プロフ) - on……Twitterできないンゴ…（泣） (2020年1月21日 19時) (
レス) id: aa68c2f553 (このIDを非表示/違反報告)
伊玖 - やばい泣きそう。この作品好きです。サイト変わっても、頑張って下さい (2020年1月13日 21時) (レス) id: c7c0ec82fd (このIDを非表示/違反報告)
音羽リン(プロフ) - 矢吹由佳さん» ボードの方にお邪魔してよろしければ、そちらに書き込ませていただきますがよろしいでしょうか？？ (2019年12月27日 17時) (レス) id: bd02fe3886 (このIDを非表示/違反報告)
矢吹由佳(プロフ) - え…Twitterできない民はどうしたらいいでしょう…？ (2019年12月27日 17時) (レス) id: fb9a708175 (このIDを非表示/違反報告)
音羽リン(プロフ) - Venusさん» そう言っていただき本当に嬉しいです、ありがとうございます！よろしければ、Venusさんのボードの方にお邪魔してそちらに書き込ませていただきたいと思うのですがいかがでしょう？ (2019年12月27日 15時) (レス) id: bd02fe3886 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：音羽リン
| 作成日時：2019年9月16日 23時
