第38話 ページ41
*グルッペン side*
アリメンターレ国に送っていた調査隊からの報告内容を幹部一同に伝えると同時に、チーノの素性についてもついに打ち明けた。
ロ「チーノが…アリメンターレの、王族……」
シ「んで……調査報告から、レイがアリメンターレに拉致られたんは確定。これで確黒やな、チーノの奴」
ｼｮ「そ、んな…何かの、間違いじゃ……」
一つ離れた先輩後輩という事もあり、ショッピは特にチーノと親しかった。
その分、ショックも大きいだろうな……。
グ「……チーノが黒か白かは、
オ「けど……兵士一人誘拐しておいて、向こうから何のアプローチもあらへんの？」
ト「無いな。そもそもあちらさんも、兵士一人で一国をどうこうできるとは考えてへんやろ」
ひ「となると……情報を吐かせるために、捕らえた？」
グ「……まぁ…まだ殺された
重々しくそう告げると、雰囲気が一層暗くなった。
鬱「レイちゃん……大丈夫なんかなぁ」
コ「……で、これからどうするんや」
人一倍青ざめた顔をしていたショッピをなだめていたコネシマが、険しい顔でそう尋ねてくる。
グ「それは＿＿＿」
それに答えようと口を開いたその瞬間、勢いよくドアが開かれた。
ト「おい、今大事な話して＿＿＿」
駆け込んできた人物に注意を促そうとしたトントンが、その人物を見て固まる。
他の幹部も、全員がその目を大きく見開いて驚きを
無理もない。そこに居たのは───
グ「───レイ……？」
思わずガタッと立ち上がり、彼女に駆け寄る。
コ「お前っ……無事やったんか!?!?」
素早く彼女の状態を
し「とりあえず、目立った外傷は無いな。けど……そんなに息切らしてどうしたん？」
しんぺい神の言う通り、レイは普通ではありえないほど疲弊していた。
そんな彼女を注意深く観察すると、ふとある物に気付いた。
グ「レイ……その手に持っている物は」
するとレイは、ハッと目を見開いてそれを押しつけてきた。
勢いに
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空文 晴霧(プロフ) - suzurei/鈴玲さん» ありがとうございます！ 頑張ります！ (2020年3月30日 12時) (
レス) id: 9bc8a66818 (このIDを非表示/違反報告)
suzurei/鈴玲 - 更新頑張ってください…！応援してます！ (2020年3月30日 12時) (レス) id: 54995dabe3 (このIDを非表示/違反報告)
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