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第24話 ページ26
*チーノ side*
レイ「なっ……！」
青ざめていた彼女の顔が、さらに青白くなる。
それに気付かないふりをして、俺は再びにっこりと偽物の笑みを浮かべた。
チ「俺を殺して、俺がスパイだという証拠を出せば、君は晴れて英雄。幹部昇格も夢やないで」
レイ「せ…先、輩……？」
チ「そのパソコン調べれば、いくらでも俺が黒っていう証拠が出てくるで。そんだけの証拠があったら、どうせ言い逃れはできんしなぁ」
呆然とした様子で立ち尽くす彼女を煽るように、自分の心臓部分をトンと指差して見せる。
チ「その銃の引き金引いて、弾をここに当てるだけ。簡単やろ？ 君は……俺が認める、優秀な兵士なんやから」
───もう、戻れはしないんだ。
それならいっそ……君の手で、終わらせてくれ。
今日この日まで、ずっと……誰かのためだけに生き続けてきたんや。
最期くらい…ワガママ言うても、許されるよな……？
初めて心から愛した人に、全てを終わらせてもらう……このワガママを。
チ「……ほら、はよせんと誰かに横取りされてしまうで？」
レイ「……………」
覚悟を決めたように涙を拭った彼女は、震える手をゆっくりと拳銃に伸ばし───。
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空文 晴霧(プロフ) - suzurei/鈴玲さん» ありがとうございます！ 頑張ります！ (2020年3月30日 12時) (
レス) id: 9bc8a66818 (このIDを非表示/違反報告)
suzurei/鈴玲 - 更新頑張ってください…！応援してます！ (2020年3月30日 12時) (レス) id: 54995dabe3 (このIDを非表示/違反報告)
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