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健太side

「そうだ、健太くんと観たい映画があって、」

ソファの上でスマホを眺めているAの隣に腰を下ろす
明日はお互い午後からだし、これは夜更かしコースかな

「まだだめですよ、先に映画観ちゃうんだから」

健太「明日で良くない？」

7日間のお触り禁止を食らっていた俺は早くも限界

正直映画どころではなくて、Aの頭に手を添えると
耳朶を甘噛みしたり中を舌で舐めたりして遊んでみる

「……ちょ、健太くん、」

健太「抱かせて」

両手首を掴み、太腿の隙間に膝を入れると
抵抗しようともしないAをそのままソファに押し倒す

唇を重ねながらスウェットの中に手を侵入させれば
態となのか何なのか下着をちゃっかり着用しているAに

すんなり事が進むと思っていた俺は思わず唇を離してしまった

「ナイトブラ。ホックなんてないから早く脱がしてよ」

戸惑う俺とは裏腹、腹立つ程に余裕そうな顔の彼女に
俺の中の良心が奪われたと同時に荒々しく上を剥ぎ取る

露わになった形のいい膨らみを所々吸いあげれば
俺の髪を力無く鷲掴みにしながら漏れる甘い吐息が堪らない

ナイトブラなんて存在は初めて知ったけど必要なの？これ

「…っぁ、まって、」

健太「今度はなに」

ポケットの中に事前に仕込んでおいたゴムを
一通り堪能した所で満を持して装着しようとすれば

「今日は生でいい」

健太「はっ？馬鹿じゃないの」

「私がいいって言ったらいいんですよ」

健太「どういう理屈だよ、」

避妊だけは大前提でこの不純な関係を続けてきた今
この薄い皮越しじゃそろそろ満足出来ない自分がいるのも事実

ピル服用してるの知ってるでしょ、なんて言葉が更に俺を惑わせる

健太「俺何番目？」

「今までに一度として許したことない。健太くんが初めて」

健太「……はぁ、後悔しても知らねぇから」

仮にこれが嘘だったとしても最早どうでもいい

好きな女と生で繋がっているという現実に
男って馬鹿で単純だから、簡単に気が狂いそうだった

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