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▼例え辛さに強くても ページ8

『ホントさ〜・・・体は大事にしなさいよ・・・』

motoki「ごめんってば〜」

『企画は面白いなとは思うけどさ〜も〜・・・』



扉一枚隔たれた会話
彼は現在トイレの中、私はその外でスマホをいじって待機している

どうやら昨日撮った動画で無茶をしたらしい
そのせいで軽い腹痛?を起こしているそう。
というかひたすら尻が痛いって言ってる。まあそりゃね、辛いもの食べたらしょうがない。

激辛焼きそば早食いってどういうことなの・・・よくやるよ本当に・・・




『とりあえず今日は刺激物禁止です〜よって今日の朝ごはんはお粥になりまーす』


motoki「Aの作るお粥は絶品なので文句ないです・・・」


『ん、よろしい』



さて、そろそろ程よい温度になった頃合だろうか
早く出てきてくれないかな〜なんて思っていたらようやく出てきた


motoki「あー痛えー・・・でも腹は減るんだよな〜」

『お腹ペコペコ侍にはこれを授けよう〜』

motoki「なんだよそれw おー!今日もうまそう!」



お粥、といっても私が作る粥は無味ではない

お米と鶏手羽元、そこにホタテ出汁の顆粒と醤油を加えて炊飯器のおかゆモードで炊いておく
その間に新生姜を刻んで、砂糖・みりん・醤油で甘辛く仕上げた
青ネギは刻んで置いた状態で冷凍してあったものを解凍して、梅干は種無しで塩味が少ないものをチョイス。

粥が炊けるまでは時間があくからその間に彼用の昼ご飯も用意しておいた。


そして現在。盛りつけも終え、これでA特製の中華風おかゆの完成だ。



motoki「いただきまーす」

『いただきます』




motoki「あー・・・胃に優しく染みていくこの感じたまらねぇ・・・」

『ふふっよかった』

motoki「これで今日も頑張れそうだわ俺」

『今日も撮影だもんね。ファイトだよ!』

motoki「A今日はランチの後ディナーはウェイターだけ?」

『今日火曜だからそうだね』

motoki「顔出せそうならいくよ」

『ん、わかった』




魁は時々お店に顔を出してくれる。
ランチの時は決まってボロネーゼで、
ディナーの時は日替わりでボロネーゼがあればそれだけど基本は牛肉の赤ワイン煮込みを頼む

のんびり他愛のない会話をしていると、そろそろ家をでないとまずい時間になっていた



『やっば・・・!今日は本当に刺激物ダメね!だからお昼はこのスープジャー持っていくこと!じゃあ行ってきます!』


motoki「いってらっしゃい」




・・・



motoki「・・・自慢しよ」

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作品ジャンル:恋愛
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作者名:Z1GSY x他1人 | 作成日時:2019年6月28日 20時

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