検索窓
今日:21 hit、昨日:32 hit、合計:76,823 hit

▽いっぱい食べる君が好き。 ページ46

.


.



いつも通り無機質な機械音で目が覚める
時間は午前6時、これまたいつも通りだ。


けれど、今までと違うこと



それは




motoki「ん、おはよ・・・」




彼が隣で寝ていること。




『もう少し寝てていいよ。朝ごはん作ってくるね』

motoki「ん〜・・・手伝う」

『今日は朝から撮影なんだからゆっくりしてなさい、ご飯できたら起こすね』



布団をかけ直してぽんぽんと撫でれば再び夢の世界
可愛いな、愛しいなと思うあたり私もそろそろ末期なのかな


付き合い始めて数週間。
双方の家族だけじゃなくて
店長やナオさん、Fischer'sの皆や社長、そして双方のリスナーさんには動画で報告をした。

よく思わないコメントも見られたけど大半が祝福してくれていて嬉しかったなあ

双方の家族は結婚はいつするんだ、子供は、なんてはやし立てるけど
今はまだゆっくり2人で“幼馴染”から“恋人”に慣れていきたいな、なんて。



小さく鼻歌を歌いながらテンポよく調理を進めていく

あ、今日はオムレツが綺麗にできた
これは魁のだな
それに今日は朝から動くらしいし、活力付けて欲しいからベーコンを1枚増やしてあげよう
プチトマトも1つ多め。

きっとこれは喜んでくれるだろうな、その表情が目に浮かんだ
ふふっと笑っていると、匂いを嗅ぎつけてかのそのそと起きてきた



motoki「いいにおいがしたぞ」

『おはよ、寝癖ひどいね』

motoki「ん〜後で直して」

『はいはい、じゃあご飯たべよっか』



のそり、といつもの席につく
そしてプレートを置けば眠気眼から一気に覚醒したのかその垂れた目が大きく開いた



motoki「俺のベーコンとトマトが一個多いしオムレツ綺麗!!やったー!!」

『トーストは2枚?3枚?』

motoki「ん〜今日は3枚」

『だと思ったw』



予想通りの反応が嬉しくてふふっと笑えば
なんだよ〜なんて言いながら彼も笑う

嗚呼、



motoki「幸せだなあ」


『・・・私も幸せ』




それでは今日もご一緒に、


.



『「いただきます』」



.



いっぱい食べる君が好きです。




.



.



END...?


.


.



.



.

.+*あとがき→←▼変わる



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (57 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
142人がお気に入り
設定タグ:Youtuber , フィッシャーズ , Fischer's   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:Z1GSY x他1人 | 作成日時:2019年6月28日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。