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side---> Motoki



突然社長から呼び出された
内容は勿論先日のこと。
当事者ではないとはいえ他者を巻き込んでしまったことについての注意

ただ、それだけでは終わらない


AをUUUM所属のクリエイターにしたいという提案もされた。
勿論Fischer'sとしては大歓迎だし、シルクなんて今すぐにでも入れたいとかいう。

まあ俺自身で考えると、本人の意思を尊重したいから微妙なところ。



そして今、本人を目の前に話は進んでいる



ああもうそうやって、不安になると俺を見る癖は直らないんだね
其れがまあ愛しいなと思う1つの理由なんだけど。

大丈夫、不安になんてならなくていい。
だって俺が隣にいるんだよ?
もし君が彼にとって、彼らにとって“思い通り”の答えを出さなくても
絶対俺が味方だから



『・・・あの、3つ聞いてもいいですか』



意を決した瞳で、彼女は口を開いた



『仕事は続けていてもいいですか』


鎌「勿論。君も此処にいたいだろうし、君を奪うとトモやナオが黙っていないだろう」

「当たり前じゃない」

鎌「ほらね?それに仕事と両立している人もいる。身近なのはマサイ、ダーマ、ぺけ、ザカオかな」



『私、料理以外の能がないんです、発想力も料理以外は・・・それでも企業案件ってこなせますか』


鎌「充分だから安心して欲しい」



『あと、最後に・・・』




膝に置いていた俺の手に、そっと小さな手を重ねてきた
大丈夫だよ、その意を込めて手を握る

ちらりと此方を見たから微笑んだ




『20代半ばなのに恥ずかしい話ですが、未だに人は苦手です。
  今こうやって話せているのは皆がいてくれて、幼馴染が勇気をくれるからです。
  1人じゃ何もできないんです。情けないのはわかっています。

  こんな私でも、キラキラした素敵な人達と同じ場所に所属する権利はありますか』



彼女の問いかけに、社長はフッと笑った



鎌「権利もなにも、この店を“救った”君はもう充分輝いているよ
  それに1人でなんでも出来る人なんていない。だから自信を持って欲しい」



『・・・はい』



鎌「で、君の答えは?」



.


.



『是非、所属させて下さい』


鎌「ありがとう。これからよろしく頼むよ!」


『はい、此方こそよろしくお願いします』


ndaho「やったー!よろしくね辻元さん!!」


『つじもんでいいよ、此れからもお世話になります』



・・・


『此れからもよろしくね、魁』


motoki「当たり前じゃん」

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設定タグ:Youtuber , フィッシャーズ , Fischer's   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:Z1GSY x他1人 | 作成日時:2019年6月28日 20時

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