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なぜ私は厨房ではなくテーブル席について一向料理を取り分けているのか
そしてなぜ、私は社長さんの目の前に座らされているのか!!

誰か私の心境を10文字以内で答えてくれないかな、なんてね
手汗が止まらないからどうにかして欲しい
というか私は仕事中のはずでは・・・?そう思って店長を見るもウインクで返される
ナオさんを見ればグーサイン。意味がわからないぞ


皆も交えつつ雑談をして早1時間
メインのお肉や魚はもう食べきってしまい、後は口直しのデザートのみとなったとき

社長さんが口を開いた



鎌「そろそろ、本題に入ってもいいかい?」

『本題ですか?』

鎌「今日此処に来た理由を説明したいんだ」

『えっ店長に会いに来たわけじゃないんですか?』

鎌「今日は君に会いに来た」



衝撃の事実
店長を見れば微笑むだけ。

そして、社長は立ち上がり

頭を下げた



鎌「我社所属クリエイターのファンが起こした事で、君や店に迷惑をかけてしまった。申し訳ない」

『鎌田社長が謝る必要はないですよ。起こしたのは“ファン”なだけで彼らも事務所も何一つ・・・』

鎌「とは言っても事は起きてしまった。本当に申し訳なかった。トモも、ごめん」

「私はいいわよ〜いつかは来ると思ってたし。ねー?ナオ」



ナオさんも頷いた
そりゃそうか。だって2人は私と魁が幼馴染で隣に住んでることも知ってるし
最近グループ全員と絡んでることも知ってる
だからいつかファンが嗅ぎつけてくることも予想していたってわけだ

まあそれは、私もだけど



鎌「今回の件もあるし、それに便乗する形で申し訳ないんだけれども・・・

  君をそういった事から守りたいし、活動の後盾をしたいとも思っているんだ」



・・・



『つまりそれは、勧誘でしょうか』


鎌「そういうことだね」




手を組んで私を見据える



鎌「ウチに所属してくれるなら、こういった事案から守ることや活動のサポートもできる
  此方のメリットとしては企業案件をもっと広げたいという狙いもあってね。
  料理系Youtuberの君が所属してくれると、もっと多くの企業さんが来てくれると思うんだ」



悪い話じゃないだろう?
そういって私を再度見つめ直した

私の中で考えがぐるぐると回る

これを、話してもいいのだろうか
少し不安になって隣を見た



motoki「Aの思ったこと言っていいんだよ」



嗚呼、その言葉だけで心が軽くなる


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設定タグ:Youtuber , フィッシャーズ , Fischer's   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:Z1GSY x他1人 | 作成日時:2019年6月28日 20時

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