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Aのチャンネルは毎週金曜の15時、週1回の投稿って決まっている。
投稿時間もだし週1回っていうのもあって登録者数は2万人ほど。
それでも2万人いるっていうのはすごいことだし、彼奴の努力が報われてるのは俺も嬉しいと思う。


けれども

まさかメンバーにバレるとは思わなかった



peke「へーすごいねこれ」



気づけばメンバー全員揃って各々のカラーの琥珀糖をかじっている
揃ったらすぐ撮影するぞ!って話だったのに結局話題はお菓子の話題が止まらない。



zakao「ホントすごいよね、これ。宝石じゃん」

ndaho「Tujimon cooking channnelって検索して見てみ?めっちゃ腹減るから」

masai「小さいのはめっちゃザクザクだし大きめのは外ザクなかもっちりみたいな」

dama「外ザク中もちじゃん」



silk「で?そのつじもんさん?って知り合い?」



motoki「知り合いっつーか幼馴染・・・小中一緒だったし、知ってる人はいるかも」



全員の声が部屋に響き渡る
いや、そんな驚かなくてもいいじゃん・・・




silk「えー活動名的に“つじ”って単語が苗字に入るよな!?てか“つじもん”だから“つじもと”か!?」



同級生に“つじもと”は2人。辻本という男子1人と、あとは俺の幼馴染である辻元A。
多分シルクは両方とも名前は浮かんでいるんだと思う

けれど、悩ましいのはきっと
俺が校内やシルク達の前でも両方と関わってるところを見たことがないからだろうか。

暫く皆が考え込んでいると、ふとマサイが声を上げた



masai「集団下校ン時一緒にいたあの女の子か!?名前は知らねーけど!」


dama「えっモトキの幼馴染って女なの。意外」

motoki「それ失礼じゃね?wあ、マサイ正解。辻元Aって、あんまり男子と絡むの得意じゃなかった子なんだけどさ」


どうやら皆名前は知っているようだ。
何人かは顔もなんとなく覚えているとか。まあ可愛いもんね。わかる。
昔から教室の隅で本を読んでることが多かったし、その姿が可愛くていいとかいう男子もいた



motoki「昔から料理が好きで今は近くのレストランで働いてるんだよね」

silk「あーもしかしてだけどさ、体育祭とか弁当日の時にめっちゃ綺麗な弁当だったじゃんお前」


此奴よく見てるよな〜本当に・・・


motoki「ウチ母親忙しかったから、いつもAが作ってくれてた」


silk「マジかよお前青春してんな〜!」

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作品ジャンル:恋愛
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作者名:Z1GSY x他1人 | 作成日時:2019年6月28日 20時

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